本ブロクをお開きいただきまして、本当にありがとうございます。

 青森県青森生まれ、八戸在住の独立系ファイナンシャルプランナーのヒデです。

 

 いきなりですが、私は宝くじを買うのを否定いたしません(私は買っていませんが…)。

 むろん、キャッシュフロー上、問題ないという前提でです。

 

 ですが、少なくとも下記点はご認識いただけたらな~とうことを書かせていただきます。

 

 今回調べてちょっとビックリしたんですが、宝くじの売上って下降傾向にあるようです

 出典:『地方財政審議会付議(説明)案件』(令和3年10月5日自治財政局地方債課)

 

 平成17年(2005年)度の1兆1,047億円を境にダウントレンドです。

 

 令和2年(2020年)度においては8,160億円(ピーク時の73.87%)。

 

 平成27年度9,154億円、平成28年度8,452億円、平成29年度は7,866億円と、コロナ前からすでに減っているようです。

 

 なんで売上が減ってきているのでしょうか?

 

 その辺を検証した資料が見つからなかったので結論は不明です。

 

 ですが、(一財)日本宝くじ協会が令和3年8月14日~令和3年8月27日に行った「宝くじの購入経験等」のアンケート集計結果にこんなのがございました。

 

『「ジャンボ宝くじ」、「ジャンボミニ」いずれも未購入者が「ジャンボ宝くじ」、 「ジャンボミニ」を買うようになる内容の第1位は「A コンビニで購入でき るようにする」の40.3%であった。第2位は「C QRコード・バーコード等の コード決済でも購入できるようにする」の17.2%、第3位は「D クレジット カードでも購入できるようにする」(16.2%)であった。』

 

 つまり、購入ができる場所が少ないのと、デジタル決算ができないことが、売上減少の理由であろうと推察いたします。

 

 では、令和2年度の売上8,160億円はどのように使われたのか?

 これについては『宝くじ公式サイト』ってのに公開されていました。

 約半分(47%)が当せん金の支払、約4割(36.64%)が公共事業に使われているそうです。

 

 印刷経費、売りさばき手数料1,226億円。

 

 実は今回このテーマで書こうとしたのは、ジャンボ宝くじのTVコマーシャルを見て疑問に思ったからです。

 

 すなわち、あんだけ有名な俳優陣の出演料はいくらかかっているのだろうか?

 結論から書けば、そこまでは公開されておらずわかりませんでした💦。

 

 ただし、総務省が2010年7月に作成した資料『宝くじ受託業務について』によればこうでした。

 

☆平成20年(2008年)度の売上1兆419億5,300億円

☆同年の宣伝広告費122億円、内67億円がTVコマーシャルにかかった経費

 

 このTVコマーシャル経費が増えているのかどうかは不明です。

 ですが、あんだけの俳優陣を起用しているのは、売上の低迷を食い止める意図があるのでは?と感じました。

 

 それはさておき当せん確率について書かせていただきます。

 これについてはご存知かも知れませんが…。

 6等300円は、10枚買ったら1枚は当たるという計算になります。

 

 現在(2022年時点)、ジャンボ宝くじとされているのが、年5回販売されております。

(年末、バレンタイン、ドリーム、サマー、ハロウィン)。

 

 1枚300円ですから、それら全部を10枚ずつ買うと、年間15,000円かかりますよね。

 これを毎年続けて行ったらこうなります。

 例えば、20歳の時に購入をスタートし、毎回6等が年5回しか当たらなかった場合、89歳の時の採算は、マイナス945,000円です。

 

 ですが、逆に考えれば、89歳までに3等100万円当たればプラスになるということかとビックリマーク

 

 そんな先の話ですと、FP的には物価上昇率ドーノコーノとかを計算しなければなりませんが、ご安心ください。

 

 平成24年2月のグリーンジャンボの1等は3億円でしたが、平成27年11月の年末ジャンボの1等は7億円。

 

 つまり、たった数年で賞金が倍以上増えているんです。

 この間、価格は300円/枚から変わっていません。

 とどのつまり、宝くじはインフレに強いんですグッ

 

(ちみなに当せん金に関しては、当せん金付証票法により、『当せん金の最高の金額は、額面金額の50万倍を上限とする。ただし、総務大臣の指定するものの上限は250万倍(加算金のある場合は500万倍)とする』と定められているそうです。) 

 

 先ほどのシミュレーションですと、年間15,000円の出費です。

 ということは月間ですと1,250円。

 要はこの出費を固定化してしまえばいいんですね(なんかのサブスクと一緒ってことにして)。

 

 そして、70年目までに100万円以上当てればいいんです!!

 

 最後までお読みいただきましたこと深く感謝申し上げます。