皆さんこんにちはビックリマーク

  

  日経平均がついに3万を超えましたね。(2021年2/20記載)

 

  私は人に伝えることもあろうかと、ほんの少しだけ株式をやっているんですが、某外食を優待ねらいで買ったら、その優待が減らされたり、日経平均2万7000円ぐらいが天井かと思って、その時のダブルインバースを買ってみたりと、散々です。

 

 (筆者注:ダブルインバースとは、日経平均等の指標と逆の動きをするように設計されたETF等です。つまり私が買ったヤツ、最安値更新中…)

 

 でもお陰で、日経平均、TOPIXやその他経済指標をまめにチェックするようになりました。

 

 先日、たまたまテレ東のモーニングサテライトをスマホの無料版(ウチの県内では、テレ東はTVで見れないんですショボーン)を見ていて驚きました。

 

 なんと、トウモロコシが550セントになっているじゃあーりませんか!!

 

 「ふーん。だからなにはてなマーク

 

 そう突っ込みたくなるのはわかります。

 でもこれって、意外に生活に関わっているんですね。

 

 このトウモロコシ550セントとは、シカゴ先物取引市場での取引価格のことで、2021年2/18の終値です。 (単位は1ブッシェル=27.2155kg)

 

 私の前職は、食品メーカーでしかも畜産関係でしたので、在職時はこの相場はよくチェックしておりました。私が前職を辞した2019年後半では、確か350セント代だったかと記憶しております。それがいつの間にか…。

 

 そして思い出すのは2008年…。

 

 当時、シカゴのトウモロコシは高騰しまくっていました。理由は確か、行先がなくなったマネーが穀物市場にまで及んだとか、バイオエタノール需要が高まったとか(そういえば、最近聞きませんね)です。

 さっきちょっと調べたら、2008年6月には、799セントにまでなっていたんですね。

 

 その頃、私はスーパーのデリカ(お惣菜)向けの営業担当でした。

 その頃、会社の管理部門からはこんなメールがでていました。

 

 「得意先に値上げを要請せよ。受け入れない場合は売らなくともいいムキー

 しかも、ご丁寧に、日経新聞の穀物高騰の記事をPDF化して添付してです。

 

 なんでかと書きますと、アメリカのトウモロコシは多くが飼料、即ちエサの主原料として使われているから。

 

 飼料価格(配合飼料の価格)というのは、4半期に一回改定で、先ずは最大手であるJA全農が「1-3月の価格は、トウモロコシの相場状況ナニナニ、その他ナニナニにより、いくらいくらとなりまーすチョキ」と宣言します。 

 すると、他の飼料メーカーがそれに追随するという流れです。

 

 つまり、2008年当時、飼料価格は上げまくっていたんですね。

 (筆者注:飼料安定基金という制度がありまして、その補填があるので、ダイレクトに値上げが反映される訳ではございません。それと、ドル円の為替相場や原油価格に連動する船賃も飼料価格に影響与えます。)

 

 要するに、「値上げしろしろむかっ」とうるさかったのは、大幅なコストUPが見込まれるから。

 

 2008年初頭、すでにアゲアゲの雰囲気に満ちていて、それは飼料だけでなく、色んなものに及んでいて、さらには景況感もよかったんです。

 

 なので、バイヤーさんと商談したら、需要期であるクリスマス向け商品は、いつもなら売価298円のところ、

 「今年(2008年)は高いモノが売れる。売価598円でいくぜ!!

 ってなったんです。

 

 クリスマス向け商品って短い期間で大量にでるもんですから、12月だけで生産しきれません。だから、早い場合は、その年の6月頃には商談を終えて、早いモノだと9月とかから製造に入ってしまうんです。

 

 もちろん私もこの流れで商談を終え、製造のブッキングも済ませました。

 

 するとどうでしょう。2008年9月にあのリーマンショックですえーん

 

 この時は株価だけでなく、あらゆる商品が下げ下げになり、無論、トウモロコシも下落いたしました。2008年12月には374セントにまで下げたんです。

 

 世の中の雰囲気がガラリと変わって、一気に不景気感。管理部門からの値上げせよメールもピタッと止まりました。

 それはいいのですが、私にとっての問題は、売価598円で決めたクリスマス商品…。

 

 もう製造の段取りも終えていたことから私は、バイヤーさんには何にも連絡せず、だんまりを決め込みました。そうしたら、先方からなんにも連絡がこず、そのままクリスマスシーズンを向かえて納品も済まし…。

 

 あとで、(一緒に商品を開発した)調味料メーカーさんにこっそり聞いたら、なんとか売変して売り切ったらしいとのこと。バイヤーさんは私にそのことすら言わなかったので、心の中で感謝しまくりました。

 

  さて、話を2021年に戻します。

 

  このまま、トウモロコシが550セントを突き抜けて高騰を続けて、さらにはドル円が円安に振れまくったら、飼料価格は上がっていくしょう。先ほどちょっと調べたら、令和3年(2021年)1-3月のJA全農は上げてましたね。

 

  これが続いたら、今年のクリスマスの肉製品の売価が上がるかも。

  さらには、家でのスキヤキの回数も減るかもしれません。

   

  それってとっても重要じゃないですか?

  (いや、違うか…)

 

  家で月何回スキヤキを食べられるか、ライフプランニングしてみましょう。

  そのライフプランの作成方法に関する勉強会を行います。

・講師:盛英典(日本FP協会認定AFP)
・日時:2021年2/26(金)、3/12(金)、3/19(金)、3/26(金)

    午後6時~7時


・場所:はちふくプラザ根城(在青森県八戸市)第一会議室(3F)
    (八戸市総合福祉会館ともいいます)



 ☆資料代として1800円頂戴いたします。
 ☆講座終了後、ご自身で作成するのには、パソコンと表計算ソフト(エクセル)
  が必要です。もし、難しいようでしたら、5800円にて作成を承ります。
  (作成に必要な詳細情報は提供していただきます。)
 ☆iDeCo、NISA、教育資金の準備、公的年金の見込み額等のご質問も受け付け致します!

  (すみません。トウモロコシの先物には手を出したことはないので、説明できませんのであしからず。)