
緑部分は歩道
現場は赤で囲んだ部分
あれはちょうどこんな季節,少し涼しくなってきたくらいの,小雨の降る夜のことでした。家に帰る途中をバイクで走ってました(赤で囲んだ地点です)。この辺りの道は横断歩道がない,というより対向車線と分離している地点で,片側にしか歩道がないので必要がないんです。なので車もちょっとスピードにのっています。僕はまあ法定速度の範疇だったと思います。図からは大きな道を想像されるかもしれませんが,僕の走っている道がそもそも大きな国道からそれた道なので,夜(9~10時頃)ですし,車通りはそんなに多くありません。
そんな中あるおばちゃんがですね,急に歩道側から道を渡ろうと自転車で横切ってきたんですよ。多分目的は反対側の歩道へ行くことで,間もなく対向車線と道が合流するんですが,そこは信号と横断歩道があるんで待つのを嫌がって(大阪のおばちゃんらしいといえばらしい)渡ってきたんだと思います。しかも僕がバイクで来ているのにギリギリのタイミングでです。
本当にぶつかりそうになったので,急ブレーキをかけたら,ギリギリおばちゃんに当たることはなかったんですが,バイクは転倒しました。けれど,おばちゃんはこちらを一度も振り返ることなく,そのまま自転車で何事もなかったかのように去ってしまいました。正直かなり痛かったんですが,車通りは少ないものの二次被害を恐れてすぐにバイクを起こして歩道に避難しました。そこでうずくまってたら,一部始終を見ていた酔っぱらいのおじさんに話しかけられました。
「兄ちゃん大丈夫か?ホンマに大丈夫か?せやけど,あのクソババア,どういう神経しとんねん。なあ?何帰っとんねん。ホンマにあのクソババア」
夜の道で叫ぶように怒鳴るこの酔っぱらいのおじさんの声は,苦笑いする僕に小っ恥ずかしさを感じさせながらも,破れたスウェットから覗く膝小僧の怪我の痛みを和らげてくれるように思いました。