Kay blog
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本日、Performer Kayとしての公式サイトを公開致しました。
http://penspinning.jp/

今後は公式サイト内蔵のブログを使って情報を発信していきます。
これに伴い、こちらのブログの更新を停止させて頂きます。

お楽しみ頂いていた皆様、ありがとうございました。
そして公式サイトの方で改めてよろしくお願い致します。
さて、今回はTheCCAWさん・Pragueさんの共同企画である「Penspinning Memorandum」にて公開された、「ペン回しの競技的審査」における採点方式についての文、それに対する記事でございます。
元記事がこちら→http://psmemorandum.blog.fc2.com/blog-entry-5.html



まず現状のWT・WCの採点方式は次のようになっています。(WT2015版)

○実施・難度・独創性・有効性・見栄え の5項目からなる。
○各項目0~10点の1点刻みでポイントをつける。(有効性は0~5点・見栄えは0~2点)
○各国審査員はコメントと共に点数を開示。
○R1 グループステージでは上位4名にランク付けを行う。決勝トーナメントでは勝者だと思う方に票を投じる。

大雑把にまとめるとこんな感じです。
詳しいものはこちらから→dropbox
この審査基準の問題点を挙げてみたいと思います。

●各項目0~10点の1点刻みでのポイント付け。
詳しい内容をここに書きます。(全部書くと長いので実施の項目のみ)

 9-10
 スピナーが全コンボに対して完璧に熟達している。コンボの滑らかさとコントロールは模範的なもので、フリースタイルはとてつもなく美しく、明らかな失敗は全くない。
 7-8
 スピナーが大体のコンボについて十分にこなせている。コンボの滑らかさとコントロールは見苦しくない。わずかに欠点は見られるものの、フリースタイルは目に見えて美しさを保持している。
 5-6
 スピナーが適切にコンボを行おうとしているものの、フリースタイル全体で目に見える失敗をいくつかしている。コンボのコントロールや流れにも一体感が損なわている部分が見受けられる。美しさを強調できる部分は見受けられない。
 3-4
 スピナーが滑らかにフリースタイルをできていない。コントロール能力はほとんどみられない。コンボは分断され不安定になっている。少なくとも一つの決定的失敗がみられる。
 1-2
 スピナーが首尾一貫したフリースタイルをできておらず、コントロールと滑かさは全く見られない。フリースタイル全体で大きな失敗がいくつか見られる。
 0
 ペンをフリースタイルの途中で落とした。

これの何が問題なのかと言うと、「非常に主観的な採点基準である」ということなんです。
例えばスプレッドなどの大技系が得意で「大技こそが難易度が高い技だ」と考えている人と、小技系を得意としおり「複雑な小技や繋ぎの難しいコンボこそが難易度の高い技だ」と考えている人とでは採点が全く異なってきてしまうんですね。
また、主観的な採点方式であるとこんな問題も出てきてしまう可能性もあるんです。↓
ソルトレイクシティオリンピックにおけるフィギュアスケート・スキャンダル

さらに、
●各国審査員はコメントと共に点数を開示
●グループステージでは上位4名・決勝トナメでは勝者に投票する。

これらの項目が主観的審査に拍車をかけていますね。
というか投票するなら点数つける意味すらないんじゃないだろうか・・・

ということで、もっと客観的に採点できる方式を作ってはどうか?という話になるわけです。



今回Penspinning Memorandumに投稿された記事では、
■全ての技に対して配点を行う。新規性の高い技に対しても対応できるよう、上限は定めない。
■完成度や構成の美しさなどの、点数化できない部分については、項目を細分化し、5段階評価と倍率をかければいい感じになるのではないか。
大雑把にまとめるとこんな感じですね(解釈が間違っていたら申し訳ないです)。詳しいところは記事上部のリンクを辿ってください。

確かに技それぞれに配点してしまえば客観的点数化は出来るとは思います。ただ、一昔前のFSではまだしも、現代のあらゆる技術が詰め込まれたFSでそれをするのは非現実的ではないかなと思います。加えて審査員側の負担が大きすぎる。オーダーを見間違えていた場合、クレームとなって審査が長引く。などなど問題点が多い気がします。
オーダーを提出するという方法もありまずが、そのオーダーと実行している技が異なった場合どうするのかという問題もある。

投稿者様の意見を完全否定するつもりは毛頭ないですが、私なりに考えてみました。
まず、ペン回しの評価において何が難しいか。
◇技の単位が小さすぎる。
◇まだまだ未知の技や動きの発想が残っている。
◇技術のみでは判定できない「芸術」の一面を持っている。
このあたりが問題ですね。
そこで、同様に表現も含まれる競技で且つ、オリンピックという最大の公式大会にも認定されている「フィギュアスケート」の採点方式を参考にしてはどうかと思います。
ちなみに一番近いであろうジャグリングの大会は未だに主観的評価が強かったと思います。

フィギュアスケートの現在の審査項目は技術点・構成点・ディダクション(減点) の3項目で採点されます。
このうちの技術点はさらに「基礎点とGOE」によって決定される。この内の基礎点は「要素の入り方・回転数・レベル」によって算出される。
えーっとつまり
技術点
 矢印基礎点とGOE
     矢印要素の入り方・回転数・レベル

ということですね。
構成点は
・スケート技術
・要素のつなぎ
・動作/身のこなし
・振り付け/構成
・曲の解釈
以上5項目を10点満点の0.25点刻みで採点し、各項目ごとの係数をかけて算出される。

ディダクションは減点要素、つまり転倒や時間超過ですね。
詳しくはこちらを→http://matome.naver.jp/odai/2139261598632542001




さて、ここから先は私の提案です。
ペン回しもまず技術点と演技構成点→言い換えて芸術点に分けてみましょう。

☆技術点
技の難易度や繋ぎの難しさを見る
☆芸術点
構成・完成度・独創性を見る
☆減点
減点要素

分かりやすいところからいきましょうか。

☆減点
・画質が悪く視認性が悪い
・フレームレートが低い
・ペンまたは手がフレームアウト
・背景環境が劣悪
減点の項目はこんなもんでいいのではないでしょうか。技に関係しないでFSの評価に影響するポイントを挙げてみました。

☆芸術点
・構成 …まとまりのある構成か。技の展開は不自然ではないか。
・完成度…技の完成度・キレ
・安定感…技を行う際、手首が動かない等安定しているか
・新規性…新規性のある技が含まれるか
・緩急 …ペンの速度が一定して平坦な流れになっていないか
とりあえず挙げてみました。
この部分の点数化に対して主観的な部分が含まれてしまうのはもう仕方ないところだと思います。係数を用意してある程度客観的に出来ればいいんですが、その係数もどの項目を重視して設定するのか難しいところ・・・

☆技術点
・始動
・中盤
・繋ぎ
・締め
こんなふうに要素として分けてみてはどうでしょうか。
ここにも係数をかけて始動の配点は低くなるようにするとか。

難易度については現在のWTルール同様に主観的に点数化し、審査員の最低点と最高点を除いたうえで平均点を算出。
芸術点・減点も同様に算出
こうすれば客観的になるとはいえないまでも、少なくとも審査員の好みによって偏向することはなくなるでしょう。

・・・うーむ芸術点はまだしも技術点を客観化するのは難しいですね。やはり技に配点を行うしかないのでしょうか。しかしこれについて先に書いたような問題があるのは確かだとも思うんですよね。

ご意見などあればお気軽にコメント下さい。


ペン回しの立場を上げていくには「公式の団体」と「正しい評価」が不可欠だと思います。現段階でペン回しは国際協会もなければ日本協会すらありません。競技としてはフワフワな状態。
UPSBの本名すら分からない1個人が主催する世界大会を公式の世界大会と呼べるのか?という話ですね。

それから一応書きますが、この論はあくまで「競技として」ペン回しを行ううえでの話です。もしかしたら「そんな厳密にしたらペン回し楽しくなくなるやーん」みたいな意見が出るかもしれませんが、CVとかの文化はそのまま残り続けるだけだと思うので、その際の評価の仕方は今までどおり主観的で全然問題ないと思います。
前回の動画でも使用していたキラキラペンの作り方です。
別名 業務用の棒

はい。軸はアクリルのパイプなので本当に棒です。



材料
アクリルパイプ 14.2~14.5cm
G3 キャップ・グリップ ×2
シグノ チップ ×2
エニボ 4~6ブロック




G3キャップのクリップを取ってクリップ部分を除去。
内部にシグノチップとG3グリップを入れます。
(G3キャップ内のゴムはあったほうがいいです)




キャップとボディにアウトサートを巻きます。自分の金色のは100均のテープ。
アウトサートの境目を埋めるようにエニボをつけます。




最後にテープで厚さを調整してボディとキャップを繋げます。
以上 簡単ですね。
大体23cmくらいになります。

銀色と白は東急ハンズで売っているカッティングシートを使用しています。