先日は、

 

 

にてクレヨンと色鉛筆で塗りの練習をしてみました。

 

 クレヨンや色鉛筆は画用紙の上で色を重ねて状態を作ることになりますが、色数が少ないセットの場合だと、中間色を作らないと色が足りないので、混ぜて使うことになります。この時の考え方ですが、

 

 

 

のような感じになりますが、左側のように系統職で濃淡を再現したり、肌色に対して赤色や水色を加えて状態を変えるような使い方をすることになります。寒色同士だと

 

 

のようになりますが、三原色をませていくと
 
 
のような感じになります。これを使って
 
 
のような感じで明るい部分と暗い部分を追加して塗っていくことになります。
 
 クレヨンは用紙サイズが大きほうが描きやすいのですが、A6のノートだと
 
 
のように顔が入るような状態で描くとこれくらいのディテール感で描くことが出来ます。ちなみに、撮影時の露出を変えると
 
 
のような感じになります。
 
 画材の場合、描いたものが上の用紙の裏に写ってしまうのですが、スケッチブックのように重さがかかるものだと一番下の用紙の絵は上の用紙に色が映ることがあります。ノートでも圧力をかけると
 
 
のように反対側のページに色が写ってしまいます。
 これとは別に
 
 
のようなのを描いてみたのですが、これも露出を変えると
 
 
のような感じになります。この絵ですが、
 
 
のような大きさになっています。これとは別に明暗差のあるものとして
 
 
 
のような物も描いてみました。

 

 クレヨンとは別に色鉛筆も試してみたのですが、以前

 

 
 
のようなのを描いたので、今回は似たような構図で
 
 
のようなのを描いてみました。この絵はクーピーペンシルで描いているのですが、こんな感じで塗ることが出来ます。また、重ね塗りの練習として
 
 
のような感じで塗ってみました。とりあえず引きで見てみると
 
 
のような感じになっていますが、学童用のクレヨンや色鉛筆も色々な塗り方が出来るので、平塗以外の表現も意外と行えるようになっています。
 

 

 

 

 

 

 TODAY'S
 
画材について

 

 

 義務教育では、図画工作や美術で絵と造形を扱いますが、基本的にこのカリキュラムは考えて作ると言う作業なので、 【 座学とは異なる能力を養うもの 】 になっています。その為、 【 作るものを決めて自分で感が手形にする 】 というものになりますから、カリキュラムを行う際に持ち合わせている知識や能力を使って課題を仕上げることになります。

 趣味で絵を描いたり造形をする場合だと 【 納期がない 】 ので、製作期間を長くしても全く問題がないのですが、図画工作や美術は 【 制作物を提出する 】 必要があるので、 【 納期 】 があります。

 これは、学校のカリキュラムで用意されている 【 その対象に使用する枠の数 】 が決まっているので、基本的に 【 提出する授業の終わりまでには完成させる 】 ようにする必要があります。

 このような作業の場合、五教科のテストではありませんから 【 スケジュール 】 を考えて提出可能な状態で作業を行うことになるので、自分の描く速度に合わせてどういった物に仕上げていくのかを考えていくことになります。これが、 【 提出物に納期がある場合 】 の仕上げ方になります。

 絵を描く場合ですが、基本的に 【 納期の有無 】 で描き方が変わってくるわけですが、絵を描く仕事の場合、 【 クオリティーが大事 】 ですが、ソレと同時に 【 納期に間に合うように仕上げる 】 必要がありますから、こうした場合には 【 求める品質をなるべく早く作れるようにする 】 必要があります。

 これが、 【 納期のある条件で必要になるもの 】 になります。

 趣味の絵の場合だと、 【 納期がない 】 ので、 

【 画材の変質が発生しない期間であれば、時間を掛けて仕上げていくことができる 】

ので、前者とは異なります。その為、 

【 作業の全てがスピードペイントのようにはならない 】
  
わけです。基本的に 

【 絵を描く作業を動画に収めてアップすることが特殊な事例 】  
 
なので、 

【 そう言ったライブペイントで行うスピードペイントでは仕上がらない物もある 】

ので、 

【 スピードペイントだけを求めるとアナログでは画法が限定されてしまう 】

と言う問題もあります。

 学校の場合だと、基本的な画法を使用して仕上げていくことで描き方の理解を深めると言う目的が存在していますが、クオリティーをどのように出していくのか?を考えることになります。

 学校のカリキュラムの場合、

  ■ 画法などのカリキュラムの内容がある
  ■ その内容を使用する
  ■ モチーフなどは考える
  ■ エスキースは各自で行う
  ■ 描いて納期までに提出しましょう

という決まりごとなので、

  ■ 題材からイメージできるものをピックアップする
  ■ 題材を確定する
  ■ ソレがどういったものにするのかを考える
  ■ 実在しない場合だと形のレイアウトで状態を決める
  ■ 最終的な完成形を決めておく
  ■ ラフを描く
  ■ 清書をする(ラインが不要な場合は遮蔽するか消す)
  ■ 彩色で色彩を追加する

のような作業が絵の工程になります。この時に画材によって

  ■ 遮蔽力が強い : 明るい色が上に乗る
  ■ 透明度が高い : 暗い色しか乗らない

と言う違いがあるので、ポスターカラーのように上に色を乗せれるものだと暗い色の上に明るい色を乗せることができますが、透明水彩のように暗い色の上の明るい色が乗らない仕様の絵の具を使って、絵の具だけで色を作っていく状態だと、混色とは別にネガティブペイントで暗い色を乗せていくことになります。

 これは、クレヨンや色鉛筆使用する 【 重色 】 になりますが、用紙内で色を重ねることで違う色にする技法になります。この場合、

  ■ ウェット オン ドライ

の技法を用いることになります。この方法は 【 影を追加する技法 】 になりますが、 【 グリザイユ画法 】 のように先に影の情報を追加しておいてその上にベースカラーを追加することで影の影響を反映させるのがこの画法になります。

 水彩絵の具の場合だと乾燥してから塗ることになるので、乾燥していない場所は触れないようにして、乾燥するまでの間に乾燥していない場所を塗ると時間を有効に使うことができます。

 版画の場合だと、

  ■ 下絵
  ■ 彫る

という作業は発生するので絵を描くときの下絵と塗りの作業の工程が上記の2つに変えて考えることになります。

 造形の場合、 【 材料の範囲で出来るものを作る 】 ことになりますから、持ち合わせたものの範囲で作れる大きさのものを考えて形にしていくことになります。

 義務教育では、版画のようにあ凹凸で表現するアナログな印刷の技法や彫刻刀を使う物だと形状が浮かび上がるように周囲をほって盛り上げていくような彫り方をするものも存在します。これも下絵と彫る工程で時間を分けて考えることになりますが、骨組みを作って粘土を使って形を作るような造形の場合だと、イメージを先に作って、粘土が不足しないように形を作っていくことになります。この場合、イメージを作るよりも造形のほうが時間がかかるので、何を作るのかをなるべく早く決めて、イメージを固めてから造形に入る必要があります。
 
 

 

  絵と制作時間


 グリザイユ画法の場合、

  ■ グリザイユ
  ■ グレーズ

を組み合わせて塗るので、透明な塗膜の層を重ねて色の情報を追加して仕上げるようなものなので、影と色面のそうだけで仕上げるような技法ではありませんし、 【 塗り方を間違うと必然的に汚くなる 】 ので技法を知らずに使うと品質がひどくなります。

また、絵の場合、レベル補正のように明暗と中間の3つの情報があるので、最小単位は三層ですから二層で仕上げること自体に無理があるわけです。デジタルで色の情報を追加した後にもハイライトとシャドウの情報を追加するのでデジタルのレイヤーを使う場合も三層は必要になるので多層の構造に鳴っています。
 
 アナログの場合だと、塗膜が増えるので塗装と感想を繰り返すので通常は品質を高くしようと思うと塗膜の層の量に比例して感想の時間をかける必要がありますから、完成までに時間をかける必要があります。
 
 

 

  義務教育で使う画材


 基本的に学校で扱う画材ですが、画用紙や絵の具なども結構持つので、子供の頃に書いた絵を大人に鳴ってみることもできます。直射日光に当てないとかカビ内容にするなどの管理を行う必要がありますが、意外と長期保存が聞きます。クレヨンなどもそうですが、絵を描く場合には 【 どれ位の期間保存できるのか? 】 を考えて描くことになりますが、小学校の頃に描いた絵なども思った以上に保存できるようになっていますから、保管方法さえ気をつければ大人に鳴ってもその絵を見ることができます。

 学校で学習するのは 【 画法の理解と学習 】 ですから、技法の実技と知識の確認と言う形でカリキュラムが進んでいきます。その為、絵を描いた後の保管方法などは学習しませんから、アナログで絵を描く場合には、

  ■ 保管をする際の管理方法
  ■ 状態を定着させる方法

のようなものがあるのでそうした事を別途覚える必要があります。

 義務教育で扱う用紙も結構大きめなものを使うのですが、イメージとしては、

  ■ 四つ切り
  ■ B3
  ■ A2

のような感じの大きさになりますが、基本的にこのサイズでレイアウトをしてディテールを描けるようになっておくとごく当たり前に絵を描く際にサイズの大きさに困惑することはなくなります。美大とかだとこのサイズに慣れておくほうがいいのですが、大きな絵を描く場合、

  ■ 大きなサイズでも正確な形を取れる
  ■ ディテール表現が出来る

必要がありますが、小さな絵の場合、

  ■ 小さなサイズでの画面構成

を行う方法を考えながら描くとそのサイズでの表現方法を覚えることができますが、このサイズに対してマクロ撮影をしたときのようなディテール部分だけを再現するような描き方をすると、大きな用紙で絵を描く際のディテール表現に対処できるようになります。

 基本的に 【 同じ対象物でも用紙サイズで描き方が変わってくる 】 のですが、ディテールのコントr-るの方法も少し違ってきます。

 学校で使用する画材ですが、アクリルガッシュは分離するので、開けていなければ長期保存ができますが、基本的に5年位が目安になり、古い製品だと水分と成分が分離しているので、

  ■ 薄め液
  ■ メディウム
  ■ 絵の具

を組み合わせて使用することになります。水彩絵の具の場合だと思った以上に持つので、学校で使っていた絵の具を使わなくなった後でも使用できますが、品質が変わってしまうことがあるので、作品を作る場合だと高舌物は使わないほうがいいです。
 
 

 

  手持ち道具からスタートする場合

 
 手持ちの道具からスタートする場合だと、筆記用具があれば、

  ■ クロッキー
  ■ デッサン
  ■ 鉛筆画

は始めることができるのですが、ここに

  ■ ティッシュペーパー

を用意すると、ボカシによる表現を追加することができます。これはパステルのように用紙の目に粒子を刷り込む作業なので、刷り込むと色が取れにくくなるので、色を減衰させる場合には消しゴムよりも色の変化を調整しやすい

  ■ 練りゴム(練り消しゴム)

を使うことになります。これで描けるのですが、用紙の上を触らないように

  ■ 当て紙

としてコピー用紙のような中性紙をよういしておくと描く途中で絵の状態が壊れずに住みます。

 これがスタートしやすく着手しやすい画材の組み合わせになりますが、水を使わない
  
  ■ クレヨン
  ■ 色鉛筆

なども同じ特性を持っています。水彩絵の具などの場合だと画材を用意する必要がありますが、この場合だと、用紙が厚くないと難しいので、水彩用の画用紙で厚みのあるものを用意することになります。
 
 

 

  絵画材の違い

 水分を抑えて使用できる不透明水彩を使う場合だとコピー用紙にも描くことができますが、基本的にクレヨンやパステルと同じように表層に凹凸のある物を使用する事になります。紙の種類には色々ありますが、イメージとしては、 【 壁紙の凹凸のデザイン 】 と同じようにパターンがあって、名称によって凹凸の状態が異なるので、色彩だけではなく 【 マチエール 】 による効果を得ることも出来るようになっています。

 こうした変化がないのが細目のが水彩用の画用紙になりますが、表層の凹凸のパターンの状態も名称で分けてあるので、均一な凹凸だけでなくパターンで変化している用紙を使うこともできます。

 基本的にコピー紙とスケッチブックのような異なる紙質だと色の広がりも違うのですが、水彩用紙でも色の広がり方が異なります。なので、ミューズのホワイトワトソンとマルマンのヴィファーレでは中目を使っても色の広がり方が少し異なります。色の広がりを求める場合だと、オックスゴールという水彩メディウムを混ぜるとひろがるようになるので【 にじみの表現ができるようになる 】 のですが、目的に応じて用紙を使い分けることになります。基本的にコピー紙の場合水分量を増やしても滲みの効果を得やすい紙質の水彩用紙のような色の広がり方はしませんから、滲みを使わない画法で使用することになります。このにじまない特性は凹凸の少ない細目の用紙の特徴になりますから、ヴィファーレでも粗目を使うと色がにじむようになります。

 水彩画を描く場合、 【 描いている人と同じ画材で描く 】 と基本的には同じ効果を得られる環境を用意できるので、アヴァロンとかアルシュの場合だと同じ画材にすると 【 同じ結果を得る環境構築 】 の部分だけは行えます。なので、用紙を選ぶ際にホワイトワトソンとか別の用紙が使用されている場合だと、描いている人の描き方を再現できるので同じような技法を用いた表現方法が出来るようになります。

 その為、描くだけだとコピー紙と画材だけでも出来るのですが、 【 用紙の特性 】 があるので、基本的にソフトパステルのような画材だと上質紙には向いていないので定着しないので難しいと思います。

 画材の場合、発色や特性で選択することになりますが、用紙の場合、結果が変わってくるので、水彩用紙のように 【 同じことをしても用紙の種類で結果が変わる 】 ようなものだと、目的に合ったものを選ぶことになります。
 
 

 

  製作の場合


 販売目的の製品の場合だと、 【 保存できること 】 を前提に考える必要がありますから耐久性の高いものを選ぶことになりますが、この場合だと少し煩雑な状態になります。というのも表層の保護や管理をするための作業が発生するので、描いたら終わりと言う状態ではなくなってしまいます。

 あと、長期保存を考えると 【 画材の種類がある程度決まってくる 】 ので、そういった目的に適したものを使うことになります。

 このような 【 製作用途 】 だとどうしてもまともな機材を用意しなければなりませんから

  ■ 色彩
  ■ クロマ
  ■ 色面のコントロール
  ■ 形のコントロール
  ■ レイアウト

の練習用で使用する安価な画材を使うことはできませんから、最適なものを選んでスタートすることになります。その為、 【 目的によって使用する機材構成が違ってくる 】 ので、予算がある場合だと、いい製品を用意して長期的に使うといいと思いますし、予算がない状態だと、最初に先程の項目をコントロールできるような能力を安価な画材で身につけて、その後に、通常の画材の特性にアジャストすると練習で身につけたを違う画材でも使用できるようになりますから、意図した状態で描けるようになります。

 予算がある場合ですが、

 【 使用する画材が決まっている場合、ソレで練習する 】

と 【 画材の特性を理解できる 】 ので、 【 表現に向いていて使いやすい画材の構成 】 にすると意図したものを描けるので、画材を理解して描けるようになるまでの時間を短縮することができます。

 前者の場合だと、基礎能力は身についているので、画材特性のベンチマークテストを行って、その特性に合った描き方ができるように自分の中にその画材用のプリセットを作る事で対応できるようになりますが、特定の画材の理解という点では、最初に使っていた練習用の画材のほうが高くなっていると思います。

 基本的に、前者は完全に絵を描くときに始める内容なんですが、後者については、描く総数は少ないですが、義務教育の中で初歩的なことは行っているので、そこからの拡張を個人で行えば、画材の理解が出来るようになっています。

 基本的に予算の有無で出来ることは変わってきますが、絵の場合、

  ■ 光の波長
  ■ 座標平面上の図形の集合

で状態が成立している構造物なので、基本的には物理学と解析学の組み合わさった構造になっています。その構造物を制御する方法が美術の色彩や形状をコントロールするための画法になりますが、これを行う際には画材は問わないので、学童用の画材でも学習することはできます。ただし、絵を描く場合に、絵の具の三原色を使いますが、このときの色の選択は 【 色の番号と名称がある 】 ので、三原色を混ぜた時に出来る中間色の色彩がどのような形になるのか?で色の選択が変わってきます。その為、学童用の製品のような

  ■ 赤色
  ■ 青色
  ■ 黄色

ではなく、オペラなどの名称で異なる赤が存在するのでどういった中間色を作りたいのかで色を選ぶことになります。なので、透明水彩やアクリル絵の具のセットを購入すると色番号と名称が存在していますが、メーカーごとに 【 描く対象が違うようなセット 】 になっているので、同じ色数の透明水彩でも

  ■ ホルベイン
  ■ ターナー

では色の方向性が違うセットになっています。ホルベインは落ち着いた色のセットになっていて、ターナーだと明るい色の構成になっているので描く対象が少し異なります。その為、セットを選ぶ場合でもどういった物になっているのかで、塗ったときの色の方向性が変わってきます。
 
 

 

  水彩紙の違い


 学校のカリキュラムだと白い用紙に絵の具と言う形で塗ると思うので、用紙の色は気にしないと思いますが、スケッチブックにはブラックペーパなどのカラーの用紙があり、ミ・タントのように複数の種類の色画用紙がセットになってまとまったものもあります。なので、色紙が存在するわけですが、水彩紙も暖かい色がうっすら乗ったものと、青みがかった寒色系のものがあります。これはウォッシュ出色を薄っすらと乗せたのと同じ効果になりますから 【 グレーズで色を乗せてグリザイユを用いたときと同じような効果になる 】 ので白色の用紙に色を乗せたときとは全く異なる色の変化が生じます。ある意味、この色の違いは太陽の高度の違いと考えることもできますが、空間の色は時間単位で変化するので光の色温度も変化しています。この場合、時間ごとに違う色が色かぶりをしている状態になりますが、そうした色の効果を下地で使いたい場合にこの色の方向性を使うと再現しやすくなります。また、寒色系が映える光の色は青なので、青白い紙のほうが向いていますし、高揚のように黄色脳kぉっ酒を使う時に水色の要素は影でしか使わないので、用紙も暖色のほうが扱いやすいと思います。

 このように 【 用紙には色がある 】 ので色にも注意して選択することになります。

 また、水彩紙の場合だと、 【 用紙 】 と書いてありますが、

  ■ コットン紙 : 綿が原材料
  ■ パルプ紙  : 木材からできている

と言う違いがあるので、そもそもの材質が違います。その為、布のような特性のあるコットン紙の場合、

  ■ 水をよく含む
  ■ 重ね塗りが出来る
  ■ 発色が鮮やか

と言うメリットがありますが、

  ■ 乾きにくい

ので長時間放置しておく必要があります。こうした用紙は

【 コットン紙 】

  ■ アルシュ
  ■ ウォーターフォード
  ■ ストラスモア

などがあります。これに対してパルプの場合、

  ■ 発色が良い

と言うメリットがありますが、

  ■ 乾きやすい
  ■ 水を含みにくい
  ■ 絵の具の定着が弱い
  ■ マスキングで紙が破れやすい

という特性もあります。その為、コットン紙のように滲みを使った表現は苦手としています。製品だと、

【 パルプ紙 】

  ■ アルビレオ
  ■ マーメイド
  ■ ヴィフアール

などがあります。これとは別にこの両方でできている 【 混合紙 】 というものも存在しています。この作りの用紙は

  ■ ワトソン
  ■ クレスター
  ■ ワーグマン
  ■ ホワイトアイビス
  ■ ファブリアーノ

などがあります。また、マルマンのヴィフアールの中にも混合紙とパルプ紙の製品があるので目的に応じて選択することになります。

 混合紙はメーカーで特性が異なるのですが、ワトソン紙は発色は浅く、重ね塗りが出来るという特性がありますが、 【 滲み 】 や 【 ぼかし 】 の表現はあまり得意ではなく乾きが速いと言う特性があります。

 ホワイトアイビスはマスキングなどをシても大丈夫では色々できるのですが、凹凸が大きいと言う特徴上がります。

 クレスターは安いと言うメリットはありますが、水彩の技法の 【 滲み 】 や 【 ぼかし 】 を使うのが難しい用紙に鳴っています。あと、発色は弱いです。

 ここまでが日本メーカーの製品になりますが、イタリア製のファブリアーノは発色が良く強度があるのでマスキングも出来るのですが、濃い色の重ね塗りだと下の色と混ざってしまうという問題もあります。

 滲みやぼかしを使う場合だとコットン紙を使うと表現しやすいのですが、基本的にパルプ紙や混合紙と比較すると高額になっています。

 パルプ紙のすいさいしは同じサイズで厚みがあってもコットン紙よりも安価ですが、こうした用紙だと滲みやボカシを使わないようにすると扱いやすくなりますが、滲みやぼかしは苦手なので、練習用だと混合師を選択することになります。
 
 

 

 今回もコピー紙に描いており、Panasonic Lumuix DMC-TZ85で撮影しています。