以前、Lumix DMC-TZ85で

 

 

な感じで付きを撮影してアップしていますが、こうした撮影の場合、焦点距離を長くしないと撮影ができません。800mm~1000mm位だとトリミングを入れたほうがいい状態になりますが、高級デジカメなどに見られるテレ端が120mm位のものだと月というのは

 

 

位のサイズになります。スマホの24mmというと

 

 

な感じですから、月を撮るという点では全く焦点距離が足りませんし、この状態だと画素数が多くてもディテールが全く入っていないのでどうにもなりません。

 

 つまり、焦点距離で撮れるものと撮れないものが存在する訳です。

 

 先日、スマホで撮る場合だと焦点距離を変えるのはコンバージョンレンズなどになると書きましたが、焦点距離が伸びるほど画質は悪くなります。

 

 その為、携帯性を考えると小型センサーになるのですが、月やオリオン座大星雲やアンドロメダ銀河位の焦点距離だとやはり、大型センサーで撮影したほうがきれいに取れます。sのため、APS-Cのカメラに800mmのレンズを装着してトリミングしたものと、1/2.3型センサーで800mmのレンズを装着したものだと前者のほうが高画質になります。つまり、500mm相当のものでトリミングという感じですね。当然、フルサイズに当たり前に8000mmを装着したり、800mm~1000mmの望遠鏡にTマウントアダプタで固定するような選択をするのも同様の結果になります。

 

 広角レンズというのは、屋内撮影のような狭小な環境や風景を撮るのに向いているのですが、星景色撮影なども向いています。

 

 とりあえず、近年のデジタル一眼レフだと、X90などの古い画像処理エンジンの物だと厳しくなるので、上位製品と画像処理エンジンの世代差があまりないものを使った場合だとエントリー製品でも

 

 【 増感+高感度撮影 】

 

が可能になるので、星を撮るのも可能になります。こうした場合、長時間露光をすると星が流れるので、ステライメージなどで補正する方法もありますが、PITを使ってガイドエラー補正をする方法もあります。

 

 例えば、

 

【 補正前 】

 

な感じのがあったとします。これを補正すると

 

【 ガイドエラー補正後 】

 

にできるので、それを調整して

 

 

になります。こういう撮影は、

 

 【 広角レンズで短時露光で大丈夫な感度選択をする 】

 

ことになるのですが、ガイドエラーの出ない状態で撮影するというのが基本となります。

 

 あと、写真の場合、何でもかんでも自動ホワイトバランスを使えばいい写真になるという世迷言を吹聴しているのがいますが、

 

 ■ 自動レベル補正

 ■ オートホワイトバランス

 

の2つは、アンダーやオーバーの状態を補正するモノでしかありません。そのため、

 

 

な感じで、こんな感じの朝焼けの色を出そうと思うと、空の青や風景のアンダーの補正をするので、夕焼けや朝焼けの色が飛びます。

 

 つまり、マジックアワーの最高の時間に空を含めた写真をとってもアンダーな部分を持ち上げて平坦化させるので、空の色は完全にくすんでしまうわけです。

 

 そうなると、補正ではなく画像の劣化でしかないので、【 何でもかんでもそれで大丈夫という誇大妄想は捨てたほうがいい 】と言えますし、【 難しいのでそれをすれば大丈夫だと思ったという輩は元々写真自体を撮っていない 】ですから、【 スマホですら写真を取らない未経験者(なので、iPhoneで写真を撮ったら、あまりの酷さに歴史上類を見ないレベルのネガキャンになる系統)の世迷言 】となります。

 

 色の原則を知ってる人だと群青や茜色というのは、薄紅や紺碧と表記される色と違うのは当然のことながら、この差異が何によって生まれているのか?はわかると思いますが、義務教育の図工や美術で使う水彩絵の具だと、これは色の濃度や絵の具の調合をする場合だと、この条件の際は白か黒を混ぜた時の色の変化になります。グラフィックや写真の場合だと、これは光の強さに寄る色調変化で、光が強くなるほど白飛びし、光がなくなると漆黒になるので、光を強くするほど色は薄くなり、鮮明な色を出す場合には適正露出が必要で、アンダーになると黒かぶりして色がくすんできます。オーバーでもアンダーでも色はくすむので、適正露出が必要になるわけですが、自動レベル補正や自動ホワイトバランスで調整をした場合、前述のようなアンダーに触れた写真だと風景側のシャドー部分を持ち上げようとするので、風景がアンダーの状態で空の色が出ている条件下では、空の色がくすんでしまうわけです。つまり、【 主題が何かで状況が変わり、それでアンダーになってもらうと困る条件下だとライティングでどうにかするしかない 】訳です。当然、これについては、フツーにシャッターを切っただけですから、ストロボとかは全く使っていませんが、

 

 【 後処理をすれば誰でもいい状態にできる 】

 

というのは取る段階でダメだと画質が荒れるので疑ったほうがいいといえます。また、【 それを吹聴している輩ができない場合、誰にも包含されないので、人類ではないということになる 】わけですから【 人類でも何でもない文明から怪しいのの間違いを真に受けて実践しても、人類の文明の名kで行えることが当たり前にできる可能性はない 】訳です。その典型例が、前述のような、

 

【 マジックアワーや夕焼けや朝焼けの空の色を出す 】

 

場合になります。そのため、何でもかんでも自動レベル補正や自動ホワイトバランスを使うような処理をしても結果が微妙になるだけなので、当たり前にRAW現像をして調整した結果にはなりませんし、今回の事例のように 【 明らかに向かない処理もある 】 ので注意が必要です。

 

 あと、意図的にフィルターを入れてアンバーにしたり、色温度を変えて風景を青く撮る(ストロボを使う場合だと違いますが、星景撮影で天の川を撮った場合に、青っぽくなって薄っすらと見える状態というのはアンダーな状態で起きる現象なのでガイド撮影で露光時間を上げるか、増刊してもノイズが増えないようだと増感したほうがいい条件だと言えます。あと、ホワイトバランスを変えてみると状態が変わる可能性もあります。)などした場合、この【 環境に存在する色彩は優先する内容 】というのは撮影の糸がそれなので当然存在しています。

 

 しかし、この状態というのはホワイトバランスが崩れているので、ホワイトバランスの補正をかけると、味気のないただの写真になります。つまり、【 意図して作られたものを、訳も解らず補正をしても酷いことにしかならない 】訳です。 

 

 結果として、そう言った撮影の意図があって撮る場合だと、自動レベル補正や自動ホワイトバランスをするとどうしようもない状態になるので、ハイライトやシャドーの補正や各項目の補正をしていかないと当たり前の状態になりません。

 

 そのため、【 日中になんとなく屋外で撮ったようなのを補正するなにかと色の関係で何でもかんでもニュートラルに降って明るくしてもらうと困るような写真では目的が違うので用途で使い分けることになる 】訳です。

 

 例えば、紅葉とかもその一例だと思いますが、これは撮る段階で飛ばしてしまうとディテールがなくなりますし、銀杏に至ってはオーバーに振れやすい被写体ですから、これを色潰れした【 単なる面 】で持ち帰ってしまうと銀杏ではなく板でしか補正がされないのでどうにもならないわけです。

 

 そのことから

 

【 撮るのがダメでも後処理でどうにかなるというようなものではない 】

 

のは確かですし、【 写真ではなくフォトコラージュの話なのか? 】ということにもなります。つまり、【 ワケが解っていない輩の吹聴する内容というのは、写真撮影をする内容がVFXを入れた何かを作る内容まで飛躍しており、それをすることが後処理とうという末期な内容に行き着いている 】ので、とてもではないですが、写真を知らない人に聞かせるような内容ではないですし、写真を取りたい人だと耳を傾けな方がいいレベルの話だと言えます。

 

 今回出てきているサンプルは全て

 

【 Cybershot DCS-R1 】

 

 

 

という10年以上前のAPS-Cサイズに近いセンサーのデジカメ(手ぶれ補正無しで1kg位あります。)で撮影していますが、現在のカメラだと画像処理エンジンも良くなっているし、画素数も高く、撮像素子の性能も高いので、画質のいい写真は撮れるようになっています。ただし、こうした条件だとレンズも一緒に良くしましょうという話になるので、満足行く描写を考えると必要な焦点距離の単焦点レンズを導入する選択があります。

 

 とりあえず、冒頭の月の撮影のように焦点距離が違うとどうにもならない被写体がありますし、【 後処理をすれば誰でも簡単に何でもできるというVFXレベルの間違いを吹聴している無知な未経験者の間違い 】を耳にすることがあるかもしれませんが、

 

 ■ 銀杏の黄葉のように撮る段階で間違えるとどうにも

    ならないものがある

 

 ■ マジックアワーや夕焼けや朝焼けのように自動処

    理をするとオーバーに触れるので色がなくなり凄

    惨な事になる物も存在するため、通常は画面を

    見ながら補正をする

 

というのが通常の作業になりますから、何でもかんでも自動補正をすればまともになるというのは非現実的な話と言えます。

 

 現在はフォトレタッチアプリもあるので、8bit PNG(スマホで撮る場合だと、こっちを選びましょう。というのも、これはロスレスなので、JPEGのような不可逆圧縮ファイルではないからです。)で撮ってレタッチをすることもできますし、画像処理もレイヤーが使えるツーッルがあり、レイヤーも効果で調整もできますから当たり前に作業ができますから、補正自体はできますが、被写体によって補正の仕方が違うので注意が必要です。