フェイシャルアニメーションをする場合には、フェイシャルリグとシェイプキーを使う方法があるのですが、今回はシェイプキーについて触れておこうかなと。

 

 とりあえず、

 

 

な感じで形状を作り、

 

 

な感じにして

 

 

にした物に、

 

 

な感じのパーツを加えて、ローポリでざっと顔っぽい物を作ります。まず、変形させたい形状を選んで

 

 

 

な感じでシェイププキーを登録します。最初にベースを登録し、その後に、変形後の形状(モーフターゲット相当の物)を作ります。オブジェクトモードでこの登録を行った後に、追加したキーを選択し、EDITモードにすると

 

 

のようにメッシュ表示になるので、ここから変形させていくことになります。この時にEDITモードで変形させた形状がシェイプキーで登録されることになります。とりあえず、

 

 

な感じでジト目を登録することにします。すると、シェイプキーではベース形状から登録したまでの形状の推移をスライダーで調整できるので

 

 

な感じで中間の選択もできます。基本的にキーの登録を行って、メッシュ変形の作業になるので

 

 

な感じで目を閉じた感じにすると、

 

 

ジト目とは違う目を用意する事が出来ます。当然、これはキーフレームで登録すると瞬きもできますし、目の状態の偏光もできます。この時に、どのあたりの推移の物をどのあたりのキーふれっむで登録するかで状態が変わります。ただし、アクション登録は出来ないので、シェイプキーを使う場合には、ドライバーで特定のボーンと連動させて制御するような仕様になります。

 

 当然、のような口元と目元を弄った物も追加できるので

 

 

スライダーで変更すると

 

 

のようにモーフィングをかける事も可能ですし、レンダリングしてみると

 

 

な感じで書き出せます。

 

 当然、各パーツごとにシェイプキーを登録しておくと表示を作りやすいのですが、シェイプキーを作る場合、

 

 ■ 喜怒哀楽や単体で切り替えたい表情

 ■ 発音(母音と子音)

 ■ 目パチ(両目と片目)

 ■ 口以外の表情の変化

 

などを追加しておくと、用途に応じてそれを選択すればいいので使いやすいのですが、MikuMikuDanceも基本的にフェイシャルは独立しているのでシェイプキーでコントロールするような仕様になっています。

 

 とりあえず、目パチを固めごとに登録しておくとウインクが出来ますし、目の表情を調整しやすくなります。あと、目のパーツも左右連動して動くリグと個別に逆転するように動くようにしておくとより目などもできます。

 

 とりあえず、口の開いたパーツになっているので、これを

 

 

な感じで閉じると

 

 

な表情が完成し、

 

 

な感じで登録すると、

 

 

になります。とりあえず、これで口の表情は複数できましたが、口の中を入れ替えて

 

 

みたいなのを作っておいて、シーンで入れ替える(と言うか、3Dのモデルの場合だと、歯と歯茎のオブジェクトを作成しておいてそれを動かして表現します。)とこういうのが作れるのですが、シェイプキーは、組み合わせて利用が出来るので、

 

 

な感じの表情を作る事もできます。

 

 とりあえず、この手法は生成したメッシュをコントロールするやり方なので、キーフレームに合わせて変形させた悔過を登録していくことになります。その為、フェイシャルでも当たり前に使う手法なんですが、手作業で声に合わせるとなると結構大変な作業が発生します。この内容を見てもらうと、立体形状の場合だと、ポリゴンの流れが表情筋に沿っていなければ破綻するというのが何となくわかると思いますが、そうした、条件は、シェイプキーもそうですが、メッシュの流れが怪しいとドメスティックに破綻するフェイシャルリグを使った場合にはもっと顕著に問題が発生します。

 

 とりあえず、今回の事例を見てもらうと、【 平面のフェイシャルでもシェイプキーを使えばそれが可能 】と言うのが何となく理解できると思いますが、破綻していない形状を作成した場合だと、そうした方法でモデルをコントロールしてアニメーションを作る事が可能です。つまり、正面向きのオブジェクトだと、これにまつ毛、眉毛、鼻などのパーツを追加したり、髪の毛などを入れていくことになる(ボディーは別です。)のですが、こうs多方法で挙動制御をすると当たり前に動かす事が可能です。

 

【 使用したソフト 】

 

  ■ Blender 2.79 (x64)

 

【 作業環境 】

 

  ■ Core i5 650(3.2GHz 2コア/4スレッド)

  ■ H55M-Pro

  ■ DDR3 2GBx4

  ■ Quadro K620(VRAM 2GB)

  ■ SATA 2 HDD

  ■ WINDOWS 10 x64

     (クリエイターズアップデート適応済み)