とりあえず、前回はTegraNote 7の500万画素のカメラ
モジュールを使って撮ったのを加工したのですが、今回は、
HighSpeed EXILIM EX-ZR100を使ったスーパーマクロ
で撮ってみたのを使おうかなと。

 このカメラではEXIFで42mmになる焦点距離で物凄く
寄れるスーパーマクロ機能を実装しているわけですが、マ
クロ機能に限らず、レンズには 【 最短撮影距離 】
が存在しています。これは、光学系だと何でも同じですが、

 【 ピントがある位置が決まっている 】

のですが、

 【 ピントが合う条件で最も寄れる距離 】

が最短撮影距離になります。デジカメとかだとレンズから
になっていますが、デジタル一眼レフなどの場合、撮像素
子からなので、レンズの先端までの距離を引いた長さが
被写体との距離になります。そう考えるとエクステンション
チューブがナゼ効くのか?というのも理解できると思います。
 
 こうしたマクロ以外でも最短撮影距離はレンズごとに
決まっており、その位置に被写体を持ってくると、その後ろ
側はフォーカスアウトするので、絞り値でコントロールした
深度よりも奥側はボケます。つまり、ポートレートとかで後
ろを抜いてぼかす場合は結果的に距離とレンズ特性を知
らないとソレにならないわけです。

 そうした内容を見れば、シャッターを切れればプロと同じ
というのが相当末期な内容なのは理解できると思います。w

 この被写界深度ですが、マクロや超望遠いいに鳴るほど
物凄く浅くなるのですが、スーパーマクロのような顕微鏡の
ような世界だとその状態は顕著になり、すさまじい浅さにな
ります。

 撮像素子がスマホと大差がないこの製品でもスーパー
マクロを行うと相当浅くなり、実際に撮影してみると



と言う感じになります。この写真を見てもらうと前後がぼけてい
ますよね。

 とりあえず、これだと被写界深度がわかりにくいので、手前に
フォーカスを持ってくると



と言う感じですさまじいボケ方に鳴るのが解ると思います。これを
後ろに持って行くと前ボケが発生します。

後ろの方はしっかりしていますがメインの被写体がダメな
状態ですが、ピンボケ写真というのはこの状態です。

 まぁ、ピント自体が取り返しのつかないボケをかまして
ボケ像までぼけてるからピンボケなんですが、結果的に
AFを使わない場合だと、物凄く手前か奥にフォーカスが
行ってる場合には当たりまえにピンボケになります。

 この時の絞りはF4なんですが、に段階しか絞りがない
撮影機能が厳しすぎるこのカメラで絞った状態のF10.4
にして撮ってみると



的な感じになります。寄ってるのですが、被写界深度は深くなっ
ていますよね。

 ただし、手前のフォーカスを持って行くと最短撮影距離が手前
に来るので後ろはボケるためやはりパンフォーカスな感じにはな
りません。



絞ると飛車赤い深度は深くなるのですが、回折が起きると
ディテール消失が発生するので厳しいとか、絞っても限界
があるので3DCGのようなパンフォーカスにはならないの
ですが結果的に、フォーカスを当てる位置もテキトーでも
シャッター切ったらまともになるという妄言というのは明ら
かにオカルトレベルの世迷い事であるというのはこうした
同じ露出での撮影に寄っての差を見てもらうと理解できる
のではないかなと思います。

 とりあえず、明るい単焦点レンズだと被写界深度は浅く
なるのでF1.8とかよりも明るいレンズとかマイクロフォーサ
ーズで見かけるF0.95のレンズとかで撮影した場合だと、
すさまじい浅さになるのですが、焦点距離とは別に撮像素
子のサイズでも変わってくるので、

 【 大型素子に明るいレンズを実装して開放側で
   撮ると浅くなる 】

と言えます。また、マクロや超望遠撮影だとその傾向は強
いので、大型素子で超望遠撮影となると絞って撮影する
事になります。

 基本的にビデオカメラのような小さな撮像素子の製品
だとスマホのように当たり前に被写界深度は深くなるので
DSLR撮影のような動画にはならないのですが、あれはデ
プスコントロールにおいて開放側での優位性があるので
出来ているという話になります。

 つまり、明るいレンズは絞れば被写界深度を深く出来
ますが、暗いレンズで被写界深度の浅いのを撮ろうと思
ってもソレはムリなので、明るいレンズの優位性というのは
被写界深度の選択肢の広さになります。

 時に、暗いレンズがソレよりも開けるような末期な妄言
と大差がない事を口にしている【 謎の生命体 】が居ま
すが、物理の法則無視しすぎている亜空間生物の言動と化
していますから、そうした末期な内容は存在しません。

 今回の写真もF10.4はさすがに暗すぎてライティングを
変えたのですが、絞りの段数が数段分上がると増感しない
とダメになるので、ライトを使わない場合にはそうした選択
になりますが、増感時のノイズの出方というのは1型だとIS
O 400あたりまでが限度で、4/3とか1.5型だとISO 800ま
でに広がります。これがAPS-Cだと同等で製品に寄っては
ノイズの状態が少なくなるのですが、35mmフルサイズだと
ISO 800でも綺麗にでます。そうなると、増感をした撮影に
おいての優位性というのは大型撮像素子の独壇場という
ことになるわけです。

 そうした条件で苦手な場合で、被写体ブレの発生条件が
存在しない場合だと三脚とライティングで対応できるので、
その状況下だとISO 100での撮影で明るく撮ることも可能
になるわけです。

 ちなみに、今回のF10.4もISO100での撮影です。

とりあえず、明らかに文明がないのがカメラで相当酷い虚偽
を並べており、真に受けると下手にすら届かなくなるような
事を口走ってる内容がありますが、それはないですし、こうした
内容を見てもらうと

【 シャッターを切るだけでどうにか鳴るような機材ではない 】 

というのも理解できるのではないかな?と思います。

 物の過小評価をしてものを行っても現実との温度差がアレ
ばソレがまともにできる事はないですし、その現実との差が巨
大になるほどヘタクソさが増し、その間違いを盲信し続けると
下手にすら届かないような下手の臨界点を超えた伝説のヘ
タクソあたりになってしまうわけです。

 とりあえず、カメラを選ぶ時にフルサイズとかで明るい単焦
点レンズをセットで購入した場合、ズームレンズのような焦点
距離の選択は出来ない代わりに、開放F値が明るいので、そこ
から絞り込む選択肢が多く存在しており、デプスコントロール
においての優位性があるというのがそう言う構成の利点と言
えます。

 
【 カメラ : HighSpeed EXILIM EX-ZR100 】

  ■ 1210万画素 
  ■ 35mm判換算:約24~300mm
  ■ W:F3.4~ T:F5.9
  ■ 1/2.3型高速CMOS(裏面照射型)
  ■ 最短撮影距離 通常:5cm、マクロ:1cm
  ■ 最大感度ISO 3200
  ■ 1080/30p撮影


【 リサイズ;ネットブック Lenovo IdeaPad S10e 】

  ■ Atomo N270(1.6GHz 1コア/2スレッド)
  ■ DDR2 2GB+512MBオンボード
  ■ IGP(Intel 945相当)
  ■ SATA HDD 160GB
  ■ Lubuntu 32bit版
  ■ GIMP 32bit版


と言う感じです。今回も、2万円以下のデジカメとiPod To
uchよりも遅い何かでやってみました。