建築現場に伺ったところ、外壁屋さんが来ていて顔合わせ。

来週から外壁が貼られていきます。

私の外壁はALCかサイディングの選択で、私はALCを選択しました。

 

 

 

外壁屋さんのお話では、ALCはシーリングの上に塗装する関係で硬化期間が必要だし、ALCには塗装がされていないので塗装屋も必要。

またALC用の塗料も高耐久の物で高価だし、塗装手順も複雑。

塗装が終わるまで足場の解体が出来ない為、足場を外すまで時間が必要。

塗装も天候が重要な為、工期も天候に大きく左右される。

 

対してサイディングは工場で塗装済なので、外壁を貼ってシーリングをすれば完成。

塗装屋も必要無いし、工場での塗装は天候にも左右されずに品質も安定。

足場も直ぐに外せるから別の現場に行ける。

全然コストも効率も違う物を、今までは同額で選択出来た事に無理があるそう。

 

最近はサイディングの品質が上がっているものの、16mm厚サイディングは結構重くなったし、ALCの方が外壁材自体の遮音断熱性能がかなり高い。

塗装メンテナンスさえすれば板自体の寿命は大きく伸ばせるので、工事関係者としてはALCの方がオススメとは言ってくれました。

 

外壁材の重量では

  • 窯業サイディング 16mm厚 18kg/㎡
  • へーベルパワーボード 37mm厚 22kg/㎡
  • ベーベルパワーボードNEXT 37mm厚 16kg/㎡

県民共済住宅ではまだ選べませんが、

新しいNEXTというへーベルパワーボードはサイディングより軽いそうです。

空気層が増えたのでしょうか。

へーベルパワーボードも進化している様です。

 

胴縁が付きALCが固定されます。

以前の仕様では胴縁が無かったこともあったそうですが、空気層を確保して家の寿命を高める為にも、現在は胴縁仕様だそうです。

 

こちらはカップボードとキッチンの吊戸棚の場所ですが、隙間が出来ないように造作されています。

キッチンの吊戸棚の方は指示が無い部分だそうですが、キッチンに付けた窓の高さと、吊戸棚とキッチンユニットとのバランスを位置合わせをする為に、大工さんがこだわって調整してくれたそうです。

他にも断熱材の施工方法も、県民指定方法だと寿命に影響が出ると手を加えてくれている部分もありますし、防音の為に手を加えてくれた部分もあります。

 

担当大工さんは、ただ設計通りに組み立てれば良いという方ではなく、見た目の美しさと素材や設計を活かせる方法を考えて家作りをしてくれています。

どう使われるか、どう見えるか、どうすれば使いやすいかまで、一緒に想像して家作りをしてくれる最高の職人さんで、県民共済住宅でここまでしてくれる大工さんが来てくれるとは思いませんでした。

 

外壁屋さんとも、仕事の付き合いが長いみたいで「彼は確かな腕を持つ間違いの無い大工だけど、仕事が丁寧過ぎるんだよ!」と笑っていました。

 

パントリー部分も出来ていました。

左側は小物入れとして棚を付けて、右側はペットボトルやペーパー類を置くスペースとして、稼働棚は付けていません。

 

トイレには標準でタオル掛けが付いてきますが、我が家はトイレ内には便器も含めて手洗いが一切ありません。

その為、外の洗面器の横にタオル掛けを移動していますが、きっちりメモが入っていました(笑)

 

県民共済住宅標準仕様のユニットバスです。

お風呂の壁には標準仕様で断熱材が付きます。普通はオプションだそうです。

どんな断熱材なんだろうと思ったら、薄い発泡スチロールでした。

 

1階がユニットバスの場合、風呂釜が入るので床断熱を入れる事が出来ません。

その場合、ハウスメーカーによってはユニットバス部分だけは、気密パッキンに基礎断熱を施す会社もあるようですが、県民共済住宅は通気パッキンの床断熱無しでユニットバスが外気温に晒されることになります。

県民共済住宅仕様だと、通常メーカーオプションの断熱材が標準で付いていますが、実は必須という事も言えるかと思います。

 

更に言えば、ユニットバスの床部分でしっかりと気流止めをしないと、周辺の全ての壁と天井にも断熱材を入れなければ、欠損部分になってしまうと言うことになります。

 

 

 

こちらで床断熱の難しさとユニットバスを語られています。

まさに県民共済住宅の仕様ですね・・・。

これが2階お風呂の場合は、ユニットが外気に晒されなくなるので、断熱的には問題がなくなります。

 

2階にバルコニーと寝室を設置する場合は、洗濯導線も優れますし、お風呂の下にキッチンを配置すれば、配管の洗浄にも優れそうです。

高断熱オプションを入れて断熱にこだわる方は、2階お風呂も検討した方が良いと思います。

今から設計するなら、色々な考え方が出来そうですね・・・

 

内部も着々と工事が進み、完成が段々と見えてきました。