ハイゲイト墓地
2013年11月にロンドンへ行ったときの旅行記です。
ジャンプSQ.に掲載されている『エンバーミング博物誌』の補足としてお楽しみください。
2013年11月8日に、ハイゲイト墓地を訪れました。
というか、村上リコさんに連れて行ってもらった、という感じです。
ハイゲイト墓地(西側入り口)
19世紀、ロンドンでは爆発的に人口が増えたため、市内でお墓をまかなうことが難しくなりました。
また、感染病に対抗するためということもあり、郊外に新しく集団墓地を作って埋葬する動きが生まれたのです。
1839年にできたこのハイゲイト墓地もそのひとつ。
東と西に分かれる広い敷地を持っていて、西はツアーの予約をしないと入れません。
たぶん、保全のためなのではないかと思います。なにしろ古いお墓が多いので。
『エンバーミング』に出て来た地下埋葬所は西にありますが、今回は、予約をしないで見学できる、東側を訪問しました。
こちらから入ります。
墓地のマップがあり、有名人のお墓がわかるようになっています。
東側で一番目立つのはなんといってもマルクス。
顔、でかい!
写真が縦にならないんですけど、なんででしょう?
アメブロの仕様?
思いがけずグッときたのが、コメディSF『銀河ヒッチイハイク・ガイド』の作者、ダグラス・アダムス氏のお墓。
アダムスさんが旅立った星に届くようにファンが捧げたボールペンが集まってきているのだ!
作者と作品が愛されていたのだという証を、言葉のない、このような形で見てしまうと、目頭が熱くなります。(今思い出しても!)
村上さんのボールペンも、私のボールペンも、集合場所に仲間入りしています。
次回は、キーツの家へ行きます。
■ハイゲイト墓地(Highgate Cemetery)
■住所 Swains Lane London N6 6PJ
■入場時間&入場料
[東墓地(East Cemetery)]
平日10時~16時・日・祝日11時~16時
大人4ポンド
[西墓地(West Cemetery)]
ガイドツアーによる入場のみ。
平日は事前予約必須・13時45分~ 土・日は予約不要・11時~15時
大人12ポンド
■行き方
地下鉄ノーザン線(Northern Line)のアーチウェイ(Archway)駅から143, 210, 271番バスのいずれかに乗り、バス停ウォーターロウ・パーク(Waterlow Park)下車。パークを通り抜けて徒歩数分。
■ハイゲイト墓地公式サイトのアクセスマップを参照(http://highgatecemetery.org/
)