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全文掲載!

昨日の日記で『天才のヒント』 に紹介していただいたことを書きました。


もしかしたら、気になっている人もいるかもしれませんので、この記事で話題にあがっている、メーリングリストに投稿した私の文章を、転載いたしますね。


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さて、今回のお題は

「記憶に限らず(もちろん記憶に関することでもOK)、これまでの

人生の中で自信と決意を持って何かに取り組んだことはありますか?」

というものです。

せっかくなので、今回の受講中の、私の自信と決意を語らせてください。


私の決意は、「家で宿題はしない」です。

子供のころから、宿題をしょっちゅう忘れていました。

学校ではやる気満々なのに、家に帰るとコロッと忘れてしまって、本を読んだりゲームをしたりして、呑気にゲラゲラ笑っているような子でした。

そして、翌日学校に行くと、自分ひとりだけ宿題をやっていなくて、愕然とする……という。

そこで中学にあがったころ「家に帰ると宿題を忘れてしまうなら、家で宿題をしなければ良いんじゃない?」ということに気が付きました。

英語で宿題は、ホームワークといいます。

つまり、家でやるものです。

でも、それを「やらない!」と決意したわけです。

でも、まったくやらないのでは、ただの成績のヤバイ子になってしまいます。

そこで、家に帰るまえに、放課後、教室で宿題を終わらせてから帰る。

という作戦を考えました。

家に帰る前なら、宿題のことも覚えていられるからです。

教室に居残って勉強していると、宿題を忘れないというだけではない、良いことがありました。

一つは、私の行動に興味を持って、宿題を一緒にやってくれる仲間ができたことです。

あと、もう一つは「ここはどうしてもわからない」ということがあったとき、職員室に行って、先生にスグ質問できるということです。

宿題は一人でやるものと思っていましたが、案外みんなでやると楽しいですし、先生も丁寧に教えてくださいました。(本当は宿題って自分で考えなきゃいけないような気がするのですが)

そんなこともあり、家では家のことをする。外では外のことをする、という習慣が、すっかり身についてしまって、今日にいたるわけです。

中学のときに身に着いた習慣は、そうそう変えられません。

というわけで、今回アクティブブレイン ベーシックコースを受講するにあたっても、家で宿題をやらない……というか、正確に言うと「やれない」ということがわかっていました。

やれないという自信と、やらないという決意があったわけです。

でも、これをマイナスの言葉だとは受け止めないでください。

家でできないなら、よそでやればいいんです。

マイナスの言葉の裏には、プラスの言葉あり、です。

つまり裏を返すと「家じゃない場所でならやり遂げられる」という自信と決意があったわけです。

結局私は、家に帰るまでの電車の中と、二日目を受講するための行きの電車の中で宿題をやったのでした。

家ではできないというのは、一見悪条件に見えるかもしれませんが、そのおかげで集中力が発揮できたのかもしれません。


結果オーライでした。

ちなみに、家で宿題をしないで本ばかり読んでいた中学生の私は、結果的に、小説家になってしまいました。

家で勉強がちゃんとできる子だったら、もっと違う道を歩んでいたのかもしれませんが、これはこれで良かったと思っています。

少々長くなりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございます。



ーーーーーここまでーーーーー



今でも家で宿題ができない性格はなおってません。とほほー。