2番(パー5)で最初のバーディを奪ったマッキロイは、続く3番の短いパー4でウェッジでの第2打をピンそば1メートルにつけ、4番では5メートルを沈め て3連続バーディとした。中盤以降も勢いは衰えず、15番(パー5)では確実に2オンして7つめのバーディを奪取。新世代を代表する21歳がトーナメント リーダーに躍り出た。
3度目の出場となるマッキロイは、石川遼と予選ラウンドをともにした2009年は20位タイと鮮やかにオーガスタデビューを飾ったが、2度目の出場の昨年は予選落ちした。
しかし「去年の第2ラウンドはシーズンの中で最も悪い時だったと思う。その後、家に帰って自分のゴルフを見つめなおした。だからそれからシャーロット(ク エイルホロー選手権)で勝つことができた」と言う。マスターズでの悔しさが自身の米国PGAツアー初優勝に直結したと分析する。
昨年セントアンドリュースで行われた「全英オープン」では第1ラウンドで「63」をマークし9アンダーの単独首位でスタートしながらも、翌日に「80」と大きく後退した。
初日だけ見れば、状況は似ているといわざるを得ない。だが周囲の不安をよそに、自信にあふれるマッキロイ。「メジャー大会ではいつだって緊張するもの。 ナーバスになるのは自然なことだし、求めていることでもある。今週のために練習を積んで準備してきた。年が明けて1月7日、クラブを手にしてから、ずっと オーガスタのためにやってきたんだ。きょうはそれが発揮できた。あと3日、成果を出せればいいと思う」。
本命不在といわれ、開かれたマスターズと言われる今大会。期待の新鋭がグリーンジャケットに袖を通しても、決して番狂わせではない。