NY円、 対ユーロでドル安
19日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に4日続伸し、
前日比10銭 円高・ドル安の1ドル=82円50~60銭で取引を終えた。
米欧株式相場の上昇などをきっかけに、投資家の運用リスクを回避する動きが和らいだ。
対ユーロ でドル売りが進み、円の対ドル相場を押し上げた。
ただ、日本の3月の貿易収支の発表を控え、取引終了にかけて円は伸び悩んだ。
前日18日 に大幅に下げた米株式相場がこの日は上昇し、金や原油など商品先物が高く推移した。
3月の米住宅着工件数は前月に比べ良好な内容となった。
米国債格付け見 通しの引き下げなどで悪化していた投資家心理が改善し、相対的に金利の高いユーロを買って低金利のドルや円を売る動きが広がった。
対ユーロでのドル売り圧 力が強かったため、対円でもドル売りが優勢となった。
ただ、取引終了にかけて円は伸び悩んだ。
日本の3月の貿易収支の発表を日本時間20日朝に控え、円を買い進む動きは限られた。
東日本大震災が貿易収支に与える影響を見極めたいとの雰囲気があったという。
ニューヨーク市場での円の高値は82円37銭、安値は82円76銭で、値幅は比較的狭かった。
円は対ユーロで4営業日ぶりに反落し、
前日比75銭円安・ユーロ高の1ユーロ=118円35~45銭で取引を終えた。
前日までに円買い・ユーロ売りが進んだため、持ち高を調整する目的の円売り・ユーロ買いが出た。
ユーロは対ドルで3営業日ぶりに反発。
前日終値の1ユーロ=1.42ドル台前半から1.43ドル台前半に上昇した。
欧州の一部諸国の財政状況への警戒感は続いたが、米欧株式相場の上昇などをきっかけに、
持ち高調整目的のユーロ買い・ドル売りが進んだ。
ユーロ圏の4月の景気指数が前月から改善した。
欧州中央銀行(ECB)による早期利上げ観測が強まり、
ユーロの買い材料になった。この日の高値は1.4353ドル。安値は1.4276ドルだった。
カナダドルは対米ドルで上昇し、
前日夕の1米ドル=0.96カナダドル台半ばから0.95カナダドル台後半に水準を切り上げた。
カナダ統計局が発表した3 月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で大幅に上昇した。
同国の利上げ観測が広がり、カナダドルへの買いが優勢となった。
(日経新聞マネー 4/20 6:45)