1.06 (0.01%) 米国株、ダウ3日ぶり小反発 1ドル高
決算集中期控え様子見
11日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに小幅に反発し、前 週末に比べ1ドル06セント(0.0%)高の1万2381ドル11セントで終えた。
通常取引終了後に非鉄大手のアルコアが発表する1~3月期決算を先陣 に、
米主要企業の決算集中期が始まる。企業収益の改善を期待した買いが先行したが、
決算内容を見極めたいとの様子見姿勢も強く、ダウ平均は伸び悩んだ。
米企業の収益改善への期待感に加え、
企業のM&A(合併・買収)発表が相次いだことも投資家心理の改善につながった。
ダウ平均は取引時間中に1万2444ドルと、
6日に付けた終値ベースの年初来高値である1万2426ドルを上回る場面があった。
もっとも、東日本大震災が発生して初めての決算発表シーズンを控え、
慎重姿勢を強める投資家は多い。市場では「供給網の寸断を受け主要企業の最高経営責任者(CEO)は
慎重な収益見通しを示す」と警戒する声も聞かれた。ダウ平均は下げる場面もあった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落し
前週末比8.91ポイント(0.3%)安の2771.51で終えた。
アナリストが投資判断を 引き下げた半導体製造装置大手ノベラス・システムズが売られ、
他の半導体関連株に売りが広がったことも指数の重荷になった。
業種別 S&P500種株価指数で上昇したのは10業種中で「消費安定」と「ヘルスケア」の2業種にとどまった。
一方、「エネルギー」や「公益」「素材」が1%以 上下落した。
売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約8億2000万株(速報値)、
ナスダック市場が約19億5000万株(同)だった。
同業のグローバル・クロッシングを買収すると発表した
ネット通信サービスのレベル3コミュニケーションズが大幅高。
グルーバル・クロッシングは急伸した。
タブレット端末用の新製品を発表した半導体大手インテルは小幅高で終えた。
ダウ構成銘柄では保険大手トラベラーズが買われ、食品大手クラフト・フーズも上 げた。
一方、アナリストが投資判断を引き下げた資産運用大手ブラックストーン・グループが下落。
ナスダック市場を運営するナスダック OMXグループなどによる買収提案を拒否する
と発表したNYSEユーロネクストが売られた。
ナスダックOMXも安い。原油価格の下落を受け、シェブロンや エクソンモービルへの売りも目立った。
(日経新聞マネー 4/12 6:33)