71.60 (0.58%) 米国株、続伸しダウ71ドル高
1カ月半ぶり高値、雇用改善期待で
30日の米株式相場は続伸し、
ダウ工業株30種平均は前日比71ドル60セン ト(0.6%)高の1万2350ドル61セントで終えた。
今年の高値(1万2391ドル25セント)を付けた2月18日以来ほぼ1カ月半ぶり高値圏となる。
米雇用情勢の改善を示唆する経済指標を受け、米景気の回復期待が強まり、幅広い銘柄に買いが入った。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同19.90ポイント(0.7%)高の2776.79
と4日以来の高値で終えた。
民間雇用サービス会社が発表した3月の「ADP全米雇用リポート」で
非農業部門の雇用者数(政府部門を除く)が20万1000人増加した。
増加幅は市場予 想(20万5000人)なみだったが、前月に続いて着実な増加を示し、
4月1日に米労働省が発表する雇用統計も改善するとの期待が高まった。
独通信大手ドイツテレコムの米携帯電話部門の買収を決めた
米通信大手AT&Tのランドール・スティーブンソン最高経営責任者(CEO)が、
買収成立後に一 部事業を売却する必要があるとの見方を示したと伝わった。
通信業界の再編期待からAT&Tなど通信株が買われたことも相場を押し上げた。
ダウ平均の上げ幅 は一時100ドルを超えた。
業種別S&P500種株価指数は全10業種が上昇。
上昇率は「通信サービス」が首位で、「公益」や「消費循環」、「素材」が上位に並んだ。
売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約9億株(速報値)、
ナスダック市場が約17億7000万株(同)だった。
米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長が
前日に銀行口座と連動させて買い物の代金などを決済する
「デビットカード」の規制案を4月21日の最終期限 までに提出することは不可能だと指摘していたと伝わった。
新規制が導入されれば手数料が大幅に減る見通しだったクレジットカード大手ビザや
マスターカード が買われた。
前日にスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が4月1日の取引終了後に
S&P500種株価指数の構成銘柄に加えると発表した資産運用大手ブラックロックは大幅高。
アナリストが投資判断を引き下げた百貨店大手コールズは売り先行後に上昇して終えた。
一方、四半期決算発表と同時に通期の1株利益見通しの下限を引き上げた
ディスカウントストアのファミリー・ダラー・ストアーズは下げて終えた。
ダウ平均構 成銘柄ではネットワーク機器大手シスコシステムズや化学大手スリーエム、
ホームセンターのホーム・デポが小幅安で終えた。
(日経新聞マネー 3/31 6:21)