84.54 (0.70%)米国株、続伸 ダウ84ドル高で2週ぶり高値
ITや消費株が上昇
24日の米株式相場は続伸し、
ダウ工業株30種平均は前日比84ドル54セン ト(0.7%)高の1万2170ドル56セントと9日以来、
約2週間ぶりの高値で終えた。
市場予想を上回る四半期決算を発表したIT(情報技術)関連企業 の株が買われ、
関連銘柄に買いが広がった。
朝高で始まった原油先物相場が下げに転じ、
米個人消費の先行きに対する警戒感がやや後退したことも買い安心感を 誘った。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、
同38.12ポイント(1.4%)高の2736.42と9日以来の高値で終え た。
前日夕に予想を上回る四半期決算を発表した半導体大手マイクロン・テクノロジーや
無償基本ソフト「リナックス」関連サービスのレッドハットが大幅に上 昇。
同業他社にも買いが波及し、指数を押し上げた。
米労働省が朝方に発表した週間の新規失業保険申請件数が減少した。
市場は横ばいを見込んでいただけに、雇用の改善基調が続いているとの見方が強まった。
朝方に7日以来の高値圏に上昇していた原油先物相場が下げに転じ、
米個人消費の抑制要因が後退したとの見方につながった面もある。
ダウ平均の上げ幅は一時100ドルを超えた。
一方、米商務省が朝方に発表した2月の耐久財受注額は市場予想に反して減少した。
日本の原発事故や混乱が続く北アフリカ・中東の政情を見極めたいとの雰囲気も根強く、
積極的に上値を追うほどの勢いは見られなかった。
業種別S&P500種株価指数では全10業種が上昇。
「IT」に加え「消費循環」や「ヘルスケア」、「一般産業」が上昇率上位に並んだ。
売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約8億7000万株(速報値)、
ナスダック市場が約19億株(同)だった。
市場予想を上回る四半期決算を発表した食品大手コナグラ・フーズが上昇。
インターネット通販会社を買収すると発表した、ドラッグストアチェーン大手のウォルグリーンも買われた。
アナリストの投資判断引き上げが伝わった通信大手AT&Tも上げた。
IT株への買いが波及し、ヒューレット・パッカード(HP)が 2%あまり上昇。
ダウ平均構成銘柄で上昇率首位となった。
一方、通期の利益見通しが市場予想を下回った家電量販店のベストバイが5%あま り下げた。
前日に米連邦準備理事会(FRB)が増配計画に反対意見を表明していたことが明らかになった
米銀大手バンク・オブ・アメリカには売りが続いた。
ダウ構成銘柄では通信機器大手シスコシステムズが下落率首位だった。
(日経新聞マネー 3/25 7:02)