【ロンドン=欧州総局】16日のロンドン外国為替市場の円相場は続伸。

前日終値に比べ60銭円高・ドル安の1ドル=80円15~25銭と、

1995年4月以来の高値で引けた。ロンドン取引時間終了直後に円は一時、80円台を割り込んだ。

 

福島第1原子力発電所事故の深刻化を背景に日本の企業や投資家が外貨資金を円に戻すとの思惑のほか、

米株式相場の大幅下落を受けてリスク回避の円買いもあり、

午後にかけて円買い圧力が高まっている。

 

円の対ユーロ相場は大幅続伸。

同1円25銭円高・ユーロ安の1ユーロ=111円60~70銭と2月上旬以来の高値水準で引けた。

 

ユーロは対ドルで続落。

前日終値に比べ0.0045ドルユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.3920~30ドルで取引を終了した。

 

英ポンドは対ドルで続落。

同0.0040ドルポンド安・ドル高の1ポンド=1.6020~30ドル。

対円では1月以来の安値水準となる1ポンド=128円45~55銭で引けた。

 

(日経新聞マネー 3/17 1:50)