米市場、円1円超上昇
日本の東日本巨大地震を受けた11日、
米シカゴ市場で取引される日経平均先物(円建て)の清算値は前日比300円安の9975円となり、
1万円を割り込んだ。11日の大証の日経平均先物(1万170円)を195円下回った。
地震被害の状況が明らかになるにつれ売りが膨らんだ。
ニューヨーク市場に上場する日本企業の米預託証券(ADR)も軒並み下落。
トヨタ、ホンダ、ソニーなどの主要銘柄がそろって前日から2%強下げた。
一方、建設機械大手のクボタが復興需要への思惑から上げた。
ダウ工業株30種平均は前日比59ドル高の1万2044ドルで引けた。
石油大手のエクソンモービル、アルコアなどのエネルギー・素材株や
ゼネラル・エレクトリックなどに復興需要を見込んだ買いが入り、相場の上げを主導した。
もっとも「経済への影響を予想するのは時期尚早」(米国野村証券)との声も多く、
総じて様子見のムードが強い。
外国為替市場では円が対ドルで買われ、
1ドル=81円80~90銭と前日より1円強の円高水準まで上昇した。
「震災からの復興に伴い国外の資産が円に還流するとの観測が背景にある」
(米金融コンサルタントMFR)。
「米欧の再保険会社が日本の保険会社に保険金を支払うのに際し多額の円買い・ドル売りが生じる」
との思惑も円買いにつながったという。
(日経新聞マネー)
日本の東日本巨大地震を受けた11日、
米シカゴ市場で取引される日経平均先物(円建て)の清算値は前日比300円安の9975円となり、
1万円を割り込んだ。11日の大証の日経平均先物(1万170円)を195円下回った。
地震被害の状況が明らかになるにつれ売りが膨らんだ。
ニューヨーク市場に上場する日本企業の米預託証券(ADR)も軒並み下落。
トヨタ、ホンダ、ソニーなどの主要銘柄がそろって前日から2%強下げた。
一方、建設機械大手のクボタが復興需要への思惑から上げた。
ダウ工業株30種平均は前日比59ドル高の1万2044ドルで引けた。
石油大手のエクソンモービル、アルコアなどのエネルギー・素材株や
ゼネラル・エレクトリックなどに復興需要を見込んだ買いが入り、相場の上げを主導した。
もっとも「経済への影響を予想するのは時期尚早」(米国野村証券)との声も多く、
総じて様子見のムードが強い。
外国為替市場では円が対ドルで買われ、
1ドル=81円80~90銭と前日より1円強の円高水準まで上昇した。
「震災からの復興に伴い国外の資産が円に還流するとの観測が背景にある」
(米金融コンサルタントMFR)。
「米欧の再保険会社が日本の保険会社に保険金を支払うのに際し多額の円買い・ドル売りが生じる」
との思惑も円買いにつながったという。
(日経新聞マネー)