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米国株、ダウ続落し228ドル安 1万2000ドル割れ

中国減速懸念で




10日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、

終値は前日比228ドル 48セント(1.9%)安の1万1984ドル61セントだった。

世界景気のけん引役である中国の景気が減速するとの懸念のほか、

欧州の財政への警戒感が改 めて強まった。

米雇用関連の指標の悪化も響き、1月31日以来、約1カ月半ぶりに節目の1万2000ドルを割り込んだ。

下げ幅は2010年8月11日以 来、約7カ月ぶりの大きさだった。

 

0日発表の中国の2月貿易統計で、貿易収支が輸出の鈍化により11カ月ぶりに赤字になった。

中国での販売を収益源とする米企業は多く、業績の先行き不透明感が浮上。

建設機械大手のキャタピラーや非鉄のアルコアなど中国関連銘柄を中心に売りが広がった。

 

米格付け会社が10日、スペインの信用格付けを引き下げた。

欧州不安の再燃に加え、1

0日発表の新規失業保険申請件数が市場予想以上に増えたことも投資家心理を冷やす要因となった。

 

くすぶり続ける北アフリカ・中東の情勢不安が下げに拍車を掛けた面がある。

AP通信が「サウジアラビア東部で警官隊がデモ隊に発砲した」と報道。

有力産油国の同国を巡る情勢の緊迫化を受け、

いったんは弱まった売り圧力の勢いが午後に入って再び増した。

 

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も続落し、

前日比50.70ポイント(1.8%)安の2701.02で終えた。

多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も続落。

24.91ポイント(1.9%)安の1295.11と、1月31日以来、約1カ月半ぶりに1300を下回った。

 

業種別S&P500種株価指数は全10業種が下落し、

「エネルギー」や「素材」の下げが目立った。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約11億2000万株(速報値)、

ナスダック市場は約23億株(同)だった。

 

中国の景気減速懸念を背景とした原油安を受け、石油大手エクソンモービルやシェブロンが下落。

半導体大手のインテルやマイクロソフトも売りに押された。

スペインの金融機関であるBBVAやサンタンデール銀行も下げた。

 

一方、ダウ平均採用銘柄では外食大手のマクドナルドのみが上昇。

コーヒーチェーン大手スターバックスとの業務提携を発表した、

コーヒー豆などを扱うグリーンマウンテン・コーヒーロースターズが大幅高となった。

 

(日経新聞マネー 3/11 7:14)