NY円、3日続落 1ドル=82円90銭~83円00銭

対ユーロでのドル買い戻しで



10日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続落し、

前日比25銭円 安・ドル高の1ドル=82円90銭~83円ちょうどで取引を終えた。

欧州財政懸念の再燃を受け、対ユーロでドル買いの勢いが強くなった。

対ユーロでのドル 買いにつれ、円も対ドルで安くなった。

 

格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが同日、

スペインの信用格付けを引き下げたことで、欧州の財政悪化が改めて意識された。

ドルが対ユーロで大きく買い戻されたことを受け、円は一時83円17銭まで下げ幅を拡大した。

 

売り一巡後に円は下げ幅を縮小した。

米株式市場でダウ工業株30種平均が節目の1万2000ドルを割り込んだ。

米株安で投資家が運用リスクを取りづらくな るとの見方が広がり、

低金利の円には「安全資産」として買いが入った。

米債券市場で長期金利が低下し、日米金利差の縮小観測が円買い・ドル売りを誘った面 もあった。

この日の円の高値は82円77銭だった。

 

一方、円は対ユーロで3営業日ぶりに反発し、

前日比55銭円高・ユーロ安の1ユー ロ=114円45~55銭で取引を終えた。

欧州の財政懸念が円買い・ユーロ売りを誘った。

米株式相場の下落を背景に投資家が運用リスクを取りづらくなると の思惑が出た。

低金利の円に買いが入り、比較的金利の高いユーロには売りが優勢だった。

 

ユーロは対ドルで大幅に反落した。

前日終値の1 ユーロ=1.39ドル台前半から1.38ドル台ちょうど近辺に水準を切り下げた。

一時1.3775ドルと、2日以来約1週間ぶりの安値を付けた。スペイン の格下げを受け

欧州の財政懸念が再燃し、ユーロ売り・ドル買いが優勢となった。この日の高値は1.3836ドルだった。

 

(日経新聞マネー 3/11 7:32)