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米国株、小反発 ダウ8ドル高、景気期待で

ナスダックは10ポイント高




2日の米株式相場は小反発した。

ダウ工業株30種平均は前日比8ドル78セント(0.1%)高の1万2066ドル80セントで終えた。

市場予想を上回る雇用指標などを手掛かりに買いがやや優勢となった。

 

民間雇用サービス会社オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が2日発表した2月の全米雇用リポートで、

非農業部門の雇用者数(政府部門を除 く)が前月比で市場予想以上に増加した。

米雇用情勢が回復しているとの期待から買いがやや優勢となった。

前日に相場が大幅安となった後とあって、短期的な 戻りを期待した買いも入りやすかった。

 

ただ、上値は重かった。

中東・北アフリカ情勢の緊迫などを背景とした原油高が、

景気や企業業績に悪影響を与えるとの懸念は根強い。

原油先物相場が上げ幅を広げると、株式相場は前日比で安く推移する場面があった。

 

ナスダック総合株価指数も反発。前日比10.66ポイント(0.4%)高の2748.07で終えた。

アナリストが投資判断を引き上げたテキサス・インスツルメンツ(TI)など半導体株の一角が上げ、

指数を押し上げた。

 

米連邦準備理事会(FRB)は午後に公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)で、

景気が小幅なペースで拡大を続けたとの認識を示した。

ただ、株式市場では新味に乏しいと受け止められ、相場の反応は目立たなかった。

 

業種別S&P500種株価指数では全10種のうち「エネルギー」や「IT(情報技術)」など8業種が上昇。

一方、「金融」と「消費安定」が下げた。

ニュー ヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約10億2000万株(速報値)、

ナスダック市場(同)は約19億3000万株だった。

 

多機能携 帯端末「iPad(アイパッド)」の新製品を発表したアップルは上昇。

保有する日本のヤフーの株式をソフトバンクなどに売却する方向で交渉していると報じ られた

インターネット検索大手ヤフーも上げた。

増益決算と同時に発表した売上高見通しが好感され、

オフィス用品小売り大手ステープルズが小高く終えた。

 

一方、前日夕に普通株の売り出しを発表した保険大手メットライフは下落。

同日発表の四半期決算の1株利益が市場予想に一致し、

驚きが乏しいと受け止められた会員制量販店大手コストコ・ホールセールも下げた。

 

(日経新聞マネー 3/3 7:26)