NY円、米株安で下げ幅は縮小
1日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に続落し、
前日比05銭円安・ ドル高の1ドル=81円80~90銭で取引を終えた。
売り優勢だったアジア、欧州市場の流れを引き継ぎ円は安く始まった。
ニューヨーク市場では米株安など から円買い・ドル売りが入り、円は下げ幅を縮めた。
円は82円台前半と安く始まった。午後にかけて原油先物相場が大幅高となり、
世界的な景気の先行き不透明感から米株式相場が大幅に下落した。
投資家が運用リスクを避けるとの見方から低金利の円は対ユーロなどで買い優勢となり、
対ドルでも下げ幅を縮めた。
2月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数は前月比で上昇し、
2004年5月以来の高水準となった。米景気回復期待から円売り・ドル買いが優勢となる場面もあった。
バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は議会証言で、
インフレ期待が急速に高まるようなことがあれば、対応する用意があると述べた。
内容は新味に乏しいと受け止められ、相場の反応は限られた。
円は対ユーロで反発し、前日比15銭円高・ユーロ安の1ユーロ=112円70~80銭で取引を終えた。
米株安などを受けて午後にかけて円買い・ユーロ売りが優勢となった。
ただ、アジア、欧州市場ではユーロ圏の早期利上げ観測からユーロ買いが優勢だった。
ユーロ圏17カ国の2月の消費者物価上昇率が前年同月比2.4%上昇と、
欧州中央銀行(ECB)の政策目標を上回った。ユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)も上昇した。
ユーロはドルに対して反落し、前日終値の1ユーロ=1.38ドルちょうど前後から1.37ドル台後半に下落した。
米株相場が大幅安になったことを受けて、
リスク回避目的で比較的金利の低いドルを買う動きが優勢となった。ユーロの安値は1.3762ドルだった。
カナダドルは対米ドルで下落。前日夕の1米ドル=0.97カナダドル台前半から0.97カナダドル台半ばに下げた。
カナダ銀行(中央銀行)が市場予想通りに政策金利の据え置きを決めた。
声明で示したインフレ認識が市場の一部が予想したほどインフレ警戒的でなかったと受け止められ、
カナダドル売りが優勢と なった。
(日経新聞マネー 3/2 7:32)