NY円、対ユーロで売り
2月28日のニューヨーク外国為替市場で円相場は8営業日ぶりに小反落。
前週 末比10銭円安・ドル高の1ドル=81円75~85銭で取引を終えた。
欧州の早期利上げ観測などを背景に円が対ユーロで売られたことにつれ、対ドルでも円 が下げた。
インフレ指標が政策目標を上回っているユーロ圏の早期利上げ観測が強まっている。
3日の欧州中央銀行(ECB)理事会後の記者会見で、
トリシェ総裁がインフレに警戒感を示すとの思惑から円が対ユーロで下落。対ドルでも売り優勢となった。
月末とあって、日本の輸入企業などによる実 需の円売り・ドル買いが出たとの指摘もあった。
ただ、円の下値は堅かった。3月1~2日の議会証言で、
バーナンキ米連邦準備理事会 (FRB)議長が緩和的な金融政策の当面の維持を改めて示唆する
との見方からドルが対主要通貨で下落した。
対円でもドル売りが優勢となる場面があった。
円 の安値は81円98銭、高値は81円74銭で値幅は24銭と小幅だった。
1月の米個人消費支出(PCE)は前月比で増加したが、増加幅は市場予想を下回った。
2月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)は上昇し、1988年7月以来の高水準となった。
経済指標が強弱まちまちの内容となり、相場の反応は目立たなかった。
円は対ユーロで3営業日ぶりに反落し、
前週末比55銭円安・ユーロ高の1ユーロ=112円85~95銭で取引を終えた。
ユーロはドルに対して反発し、前週末終値の1ユーロ=1.37ドル台半ばから1.38ドルちょうど前後に上昇した。
ECBがインフレ圧力への警戒を強める 一方、FRBは金融緩和政策を当面続けるとの見方から、
ユーロ買い・ドル売りが優勢となった。
ユーロは一時1.3857ドルまで上昇し、2日以来のユーロ 高・ドル安水準を付けた。
ユーロの安値は1.3780ドルだった。
(日経新聞マネー 3/1 7:29)