NY円、一時3週間ぶり高値



24日のニューヨーク外国為替市場で円相場は6日続伸し、

前日比65銭円 高・ドル安の1ドル=81円80~90銭で取引を終えた。

一時は81円62銭と、4日以来約3週間ぶりの高値を付けた。

中東・北アフリカの政情不安からリスク回避の動きが続き、低金利の円に買いが入った。

 

米株式市場ではダウ平均株価が一時心理的な節目の1万2000ドルを割り込み、

投資家 がリスクを取りにくくなるとの見方が出た。

原油価格の上昇が米企業や家計のコスト増加につながり、

米景気の回復が鈍化するとの思惑で米国債相場が反発した。

日米金利差が縮小するとして、円買い・ドル売りが入った。

 

ただ、原油先物相場が利益確定売りを受けて下落に転じると、

米国際相場が伸び悩み円は対ドルで上げ幅を縮小した。

この日の円の安値は81円97銭だった。

 

午前発表の週間の新規失業保険申請が減少し、市場予想よりも米雇用の改善を示す内容になった。

半面、1月の米新築住宅販売件数は予想を下回った。

円相場は原油先物相場に左右され指標の影響は限定的だった。

 

円は対ユーロで反発し、前日比45銭円高・ユーロ安の1ユーロ=112円95銭~113円05銭で取引を終えた。

リスク回避の動きから低金利の円が対ドルで買われ、対ユーロでも上昇した。

 

ユーロは対ドルで続伸。前日終値の1ユーロ=1.37ドル台半ばから1.38ドルちょうど近辺に上昇した。

一時1.3822ドルと3日以来約3週間ぶりの 高値を付けた。

欧州中央銀行(ECB)による早期の利上げ観測などがユーロ高・ドル安につながった。

安値は1.3758ドルだった。

 

スイスフランが対米ドルで最高値を更新した。

一時1ドル=0.9234スイスフラン近辺と、同日のアジア時間で付けた高値を上回った。

リビアなどの政情不安を受け、永世中立国であるスイスの通貨に逃避資金が向かった。

 

(日経新聞マネー 2/25 7:32)