NY円、 欧州通貨の上昇につれ
23日のニューヨーク外国為替市場で円相場は5日続伸し、
前日比25銭円高・ドル安の1ドル=82円45~55銭で取引を終えた。
英ポンドやユーロなどの欧州通貨が対ドルで上昇し、円もつれ高した。
インフレ懸念の高まりを背景に早期利上げ観測が強まっていることを背景に、ポンドやユーロが上昇。
ドルが幅広い通貨に対して軟調になり、円も対ドルで買わ れた。
米金利が低下した場面で日米金利差が縮小するとの観測から円が買われた面もあった。
3月期末を前に日本企業が資金を本国送金する目的の円買いもあっ たという。
この日の円の高値は82円32銭だった。
一方、米金利が上昇に転じると、円はやや伸び悩んだ。ニューヨーク市場での円の安値は82円82銭だった。
円は対ユーロで反落し、前日比40銭円安・ユーロ高の1ユーロ=113円40~50銭で取引を終えた。
前日はリビア情勢の緊迫など中東・北アフリカの混乱を背景に投資家がリスク資産を手じまったため、
ユーロに売りが出た。
この日はリスク回避傾向がやや落ち着き、ユーロが買い戻されたという。
ユーロは対ドルで反発。
1ユーロ=1.36ドル台半ばから1.37ドル台半ばに水準を切り上げた。
前日のメルシュ・ルクセンブルク中銀総裁など、
インフレ に警戒感を示す欧州中央銀行(ECB)幹部が少なくない。
早期利上げ観測が引き続き強まっているとして、ユーロに買いが入った。
一時は1.3787ドルと 3日以来、約3週間ぶりの高値を付けた。
ニューヨーク市場でのユーロの安値は1.3711ドルだった。
英ポンドは対ドルで反発し、1ポン ド=1.61ドル台前半から1.62ドルちょうど近辺に上昇した。
英中央銀行イングランド銀行(BOE)が同日公表した
金融政策委員会(MPC、9~10 日開催分)の議事要旨で、
利上げを主張した委員が前回の2人から3人に増えたことが判明した。
早期利上げ観測が高まり、ポンド買いが入った。
(日経新聞マネー 2/24 7:41)