107.01 (0.88%) 米国株、大幅続落しダウ107ドル安 原油高を嫌気
HP急落で下げ拡大
23日の米株式相場は大幅に続落した。
ダウ工業株30種平均は前日比107ド ル01セント(0.9%)安の1
万2105ドル78セントと4日以来ほぼ3週間ぶりの安値で終えた。
原油価格急騰が米個人消費の重荷になるとの見方から、 景気敏感株が売られた。
IT(情報技術)大手ヒューレット・パッカード(HP)が下げたこともダウ平均を押し下げた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も大幅に続落し
同33.43ポイント(1.2%)安の2722.99と1月31日以来の水準まで押し戻された。
リビアの緊張がさらに高まるなど、中東情勢の混迷が継続。
供給不安からニューヨーク原油先物相場が一時、
心理的な節目である1バレル100ドルに急上昇し た。
ガソリン価格が高騰し、米実質国内総生産(GDP)の7割を占める個人消費の減退につながる
との懸念が強まった。
機械や小売りなど業績が景気に左右さ れやすい銘柄を中心に売られ、相場を押し下げた。
HPは前日に2011年10月期の売上高見通しを下方修正したことが、投資家の失望を誘った。
株価は10%近く急落し、1銘柄でダウ平均を35ドルあまり押し下げた。
一方、原油先物相場の急騰が業績を押し上げるとして、
エクソンモービルやシェブロンなど石油株は上昇した。
全米不動産協会(NAR)が発表した1月の中古住宅販売件数は市場予想に反して増加したが、
相場を支える力は乏しかった。
業種別S&P500種株価指数では全10業種中「エネルギー」を除く9業種が下落。
「一般産業」や「消費循環」、「IT」など景気敏感株が下落率上位に並 んだ。
売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約13億3000万株(速報値)、
ナスダック市場が約24億2000万株(同)だった。
朝方に四半期決算と同時に発表した2~4月期の1株利益見通しなど、
業績予想が慎重と受け止められたホームセンター大手ロウズが下落。
四半期決算の最終損 益が黒字に転換した高級百貨店サックスは朝高後に下げに転じて終えた。
ダウ構成銘柄では半導体大手インテルやゼネラル・エレクトリック(GE)、
ホームセ ンターのホーム・デポが売られた。
一方、朝方発表の四半期決算で最終損益が黒字に転じた高級住宅メーカーのトール・ブラザーズが上昇。
ダウ構成銘柄ではシェブロンやエクソンのほか、
食品大手クラフト・フーズや飲料大手コカ・コーラなど景気動向に業績が左右されにくい銘柄が上昇した。
(日経新聞マネー 2/24 7:32)