73.11 (0.59%) 米国株、3日続伸 ダウ73ドル高で
2年8カ月ぶり高値、キャタピラー高い
18日の米株式相場は3日続伸した。
ダウ工業株30種平均は前日比73ドル 11セント(0.6%)高の1万2391ドル25セントと、
2008年6月5日以来ほぼ2年8カ月ぶりの高値を連日で更新した。世界で建機販売が増加した
と発表したキャタピラーが買われ、ダウ平均の上昇をけん引した。
このところ米製造業関連指標の改善が目立っており、
引き続き米景気回復期待を背景にした買 いも入った。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は2.37ポイント(0.1%)高の2833.95と、
07年10月31日以来ほぼ3年3カ月ぶりの高値を連日で更新した。
キャタピラーはこの日、ディーラーを通じた1月の全世界の建機販売(3カ月平均)が49%増加したと発表した。
世界的な景気回復への期待が強まり、投資家の買い意欲につながった。
キャタピラーの株価は105.86ドルと、過去1年(52週)の高値で取引を終えた。
前日発表のフィラデルフィア連銀景気指数をはじめ、
このところ米製造業関連の経済指標の改善傾向が続いている。
発表が一巡した米主要企業の四半期決算がお おむね好調だったこともあって、
米景気期待からの買いも根強い。
米連邦準備理事会(FRB)の超低金利政策が長期化するとの観測から、
潤沢な資金が株式相 場に向かうとの思惑も相場を支えている。
中東の政情不安拡大を背景に原油先物相場の先高観が強まり、
シェブロンやエクソンモービルなど石油株が買われた。
来週から本格化する米小売関連企業の四半期決算発表を前に業績改善への期待が高まり、
小売関連株が上昇したことも相場を押し上げた。
業種別S&P500種株価指数(全10業種)は「エネルギー」や「消費循環」、「一般産業」など7業種が上昇。
「素材」と「IT(情報技術)」が下げた。
売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約11億6000万株(速報値)、
ナスダック市場は約20億5000万株(同)。
ダウ平均の構成銘柄では保険のトラベラーズやディスカウントストア大手ウォルマート・ストアーズ、
航空機のボーイングなどに買いが入った。
前日夕に大幅な増益決算を発表した高級百貨店大手ノードストロームが上げ、
過去1年の高値を更新した。決算で特別項目を除く1株利益と売上高が予想を上回った
ストレージ(外部記憶装置)・通信機器大手のブロケード・コミュニケーションズ・システムズは急伸した。
一方、四半期決算と併せて通期の利益見通しを引き下げた食品のキャンベル・スープが下落した。
ダウ平均の構成銘柄では非鉄のアルコアや、製薬のファイザーとメルクなどが下げた。
(日経新聞マネー 2/19 8:41)