41.55 (0.34%) 米国株、ダウ続落で41ドル安
小売指標の伸び物足りず 石油株安い
15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、
終値は前日比41ドル 55セント(0.3%)安の1万2226ドル64セントだった。
同日発表の1月の米小売売上高の伸びが市場予想に届かず、投資家心理がやや悪化。
当面の利 益をひとまず確定する目的の売りが広がった。
原油価格の下落に伴い石油株や素材株が下げ、相場の重荷になった面もある。
1月の小売売上高 は前月比0.3%増の3815億6500万ドルだった。
7カ月連続で前月実績を上回ったが、伸び率は市場予測の平均値である0.6%程度を下回った。
米経済への影響が大きい個人消費の回復力が弱いとの見方が浮上。
同日発表の輸入物価指数が市場予想を上回って上昇したことも消費の先行きに対する警戒感を強 め、
投資家心理を冷やす一因となった。
エクソンモービルなど原油株の下げも目立った。
原油先物相場が連日で2カ月半ぶりの安値を更新。
エネルギー企業の収益が圧迫されるとの見方を誘った。
素材株にも収益悪化の連想が広がり、非鉄大手アルコアなども大きく下げた。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反落した。
終値は前日比12.83ポイント(0.5%)安の2804.35だった。
業種別S&P500種株価指数(全10業種)は
「エネルギー」や「素材」など7業種が下げ、「公益」など2業種が上げた。「消費安定」は横ばいだった。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約9億3000万株(速報値)、
ナスダック市場は約19億3000万株(同)だった。
ドイツ取引所との合併で合意したNYSEユーロネクストが下落。
南米エクアドルの裁判所が環境汚染を巡る訴訟で賠償金支払いを命じた
石油大手シェブロンも売りに押された。
一部著名投資家が保有株を売却した大手銀バンク・オブ・アメリカも下げた。
一方、15日発表した決算で本業の収益力改善が確認された英銀大手バークレイズが上昇。
通信大手ベライゾン・コミュニケーションズや保険大手トラベラーズが上げた。
(日経新聞マネー 2/16 7:23)