At 4:02PM EST: 12,229.29 Down 10.60 (0.09%)



米国株、ダウ9日ぶり反落し10ドル安

下げ渋りもシスコ下落重荷



10日の米株式市場でダウ工業株30種平均は9営業日ぶりに反落し、

前日比 10ドル60セント(0.1%)安の1万2229ドル29セントで終えた。

IT(情報技術)大手シスコシステムズが9日夕に発表した四半期決算が大幅減益 となり、

ハイテク企業の業績に対する警戒感が台頭。シスコが14%安となり、ダウ平均の重荷になった。

 

シスコは投資判断の引き下げも伝わり、一時過去1年(52週)の安値を付けた。

ダウ平均は約2年8カ月ぶりの高値圏で推移しており、利益確定売りも出た。

ダウ平均の下げ幅は一時約80ドルに拡大した。

 

一方、ダウ平均は下げ幅を縮める場面があった。

エジプトのムバラク大統領が今後の政治運営について、米株式の取引終了直前に演説した。

反政府派のデモなど 混乱が続いたエジプト情勢が落ち着くとの見方が広がった。

朝方に米労働省が発表した週間の新規失業保険申請件数は市場予想以上に減少。

米労働市場の改善期 待も株価を支えた。

 

米連邦準備理事会(FRB)は、ウォーシュ理事が3月末前後に辞任すると発表。

ウォーシュ氏は市場の一部でインフレ警戒派として知られている。

辞任発表に対する市場の反応は大きくなかったという。

 

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小反発し、

1.38ポイント(0.0%)高の2790.45で終えた。

 

業種別S&P500種株価指数(全10業種)のうち、下げたのは「IT(情報技術)」「消費安定」の2業種だった。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約10億3000万株(速報値)、

ナスダック市場は約24億1000万株(同)だった。

 

ダウ平均の構成銘柄ではディスカウントストア大手のウォルマート・ストアーズやマイクロソフトも安い。

今期の収益について慎重な見通しを示した飲料大手ペプシコが下げた。

 

前日夕に発表した四半期決算が市場予想を上回り、

業績見通しを引き上げた高級スーパー大手ホール・フーズ・マーケットが急伸した。

大幅増益となる四半期決 算を発表した通信機器大手アルカテル・ルーセントの

米預託証券(ADR)が25%高と急伸。

四半期決算で前年同期比の最終赤字幅が縮小した通信大手スプリ ント・ネクステルが大幅高だった。

 

(日経新聞マネー 2/11 8:17)