NY円、 ユーロが堅調に推移



9日のニューヨーク外国為替市場で円相場は横ばいだった。

前日終値と同じ1ド ル=82円30~40銭で取引を終えた。

米長期国債利回りが低下し、日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りが入った。

半面、最近の米景気回復基調を 受けて投資家が運用リスクを取りやすくなる

との見方から円売り・ドル買いも出て、相場はもみ合った。

 

米財務省が午後に発表した10年物国債入札が好調だったことを受けて米国債相場が上昇し、

利回りが低下した。日米金利差が縮小するとの見方から円買い・ドル売りが入った。

円は一時82円20銭まで上昇した。

 

一方で米経済指標の改善がこのところ目立つ。

米株式市場でダウ工業株30種平均が約2年8カ月ぶりの高値圏で推移していることもあり、

米景気回復への期待 が強まっている。

投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から、

ユーロなど相対的に金利の高い通貨を買って低金利の円を売る動きが強まった。

対ユーロでの 円売り圧力が、円の対ドル相場をやや押し下げたとの声が聞かれた。

円は一時82円65銭まで下落した。

 

バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が下院予算委員会で証言した。

ただ、内容は新味に欠けるとして相場への影響は限られた、

 

円は対ユーロで4日続落し、前日比85銭円安・ユーロ高の1ユーロ=113円05~15銭で取引を終えた。

米景気回復期待を背景に投資家がリスクを取りやすくなるとの見方から、

円売り・ユーロ買いが優勢だった。ダウ平均が8日続伸したことも、円売り・ユーロ買い材料だったという。

 

ユーロは 対ドルで続伸。

前日終値の1ユーロ=1.36ドル台前半から1.37ドル台前半に上昇した。

米景気回復期待や米株式市場でダウ平均が上昇したことを受け、

ユーロ買い・ドル売りが優勢だった。1.36ドル台後半の水準で、

損失を限定する目的のユーロ買い・ドル売りが膨らんだとの声が聞かれた。

この日の高値は 1.3745ドル、安値は1.3642ドル。

 

欧州中央銀行(ECB)の次期総裁の有力候補とされる

ドイツ連邦銀行(中央銀行)のウェーバー総裁が辞任する

との思惑が欧州市場の取引時間帯に広がったが、

ニューヨーク市場では根拠のないうわさと受け止められ、大きな材料とはならなかった。

 

(日経新聞マネー 2/10 7:38)