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米国株、ダウ7日続伸で71ドル高

2年8カ月ぶり高値 景気・業績期待



8日の米株式市場でダウ工業株30種平均は7日続伸した。

前日比71ドル52 セント(0.6%)高の1万2233ドル15セントと2008年6月16日以来、

約2年8カ月ぶりの高値で終えた。7日続伸は10年7月半ば以来、約7カ 月ぶりとなる。

米景気や企業業績の回復期待を背景とした買いが続いた。

 

マクドナルドが発表した1月の世界での既存店売上高が前年同月比5.3%と堅調だったほか、

鉄鋼世界最大手アルセロール・ミタルの11年の需要・業績見通しが楽観的と受け止められた。

世界的な景気回復をてこに米企業業 績も改善するとの見方から、

個人消費関連など景気敏感業種を中心に買いが優勢となった。

 

相場上昇が続いているため、利益確定売りに押される場面もあった。

ただ、足元の米長期金利上昇(国債価格の下落)を受けて、

投資家が債券から株式に資金を移すとの見方も浮上し、株式相場を支えた。

主な株価指数は引け前に上げ幅を広げ、この日の高値圏で終えた。

 

中国人民銀行(中央銀行)が金融機関の貸し出しと預金の基準金利を

9日から0.25%引き上げると発表した。

ただ、利上げは想定の範囲内として、相場の反応は限られた。

 

ナスダック総合株価指数は前日比13.06ポイント(0.5%)高の2797.05と07年11月6日以来の高値で終えた。

機関投資家が運用指標として重視するS&P500種株価指数は

同5.52ポイント(0.4%)高の1324.57と08年6月19日以来の高値だった。

 

業種別S&P500種株価指数では全10種のうち「消費循環」や

「一般産業」など8種が上昇。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約8億9000万株(速報値)、

ナスダック市場(同)は約17億4000万株だった。

 

マクドナルドは2.6%上昇し、ダウ平均構成銘柄で上昇率首位。

11年の業績が改善するとの見通しを示した鉄鋼世界最大手アルセロール・ミタルが買われた。

決算が黒字だったスイスの金融大手UBSも高い。

東京市場の取引終了後に、決算と同時に11年3月期の連結純利益見通しを上方修正した

トヨタの米預託 証券(ADR)は大幅高。

 

決算で赤字幅が市場予想より大きかった住宅建設大手ビーザー・ホームズUSAは売りが先行したが、

相場全体の上げにつれて上昇に転じて終えた。

 

一方、減益決算を発表したNYSEユーロネクストは下落。

ダウ平均構成銘柄では石油大手エクソンモービルや米銀大手バンク・オブ・アメリカが下げた。

 

(日経新聞マネー 2/9 7:29)