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米国株、ダウ4日続伸で20ドル高 小売株けん引、

景気回復期待も




3日の米株式市場で、ダウ工業株30種平均は4日続伸し、

前日比20ドル29 セント(0.2%)高の1万2062ドル26セントと、

2008年6月19日以来ほぼ2年7カ月ぶりの高値を連日で更新した。

小売各社の既存店売上高が市 場予想を上回り、小売株への買いが全体の上昇をけん引した。

予想以上の米経済指標が相次ぎ、米景気の回復期待も相場を押し上げた。

 

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、同4.32ポイント(0.2%)高の2753.88で終えた。

 

米主要小売り大手が発表した1月の既存店売上高が市場予想を上回り、

衣料品大手ギャップや高級百貨店ノードストローム、

会員制卸売りのコストコ・ホール セールなど小売株に買いが膨らんだ。

米実質国内総生産(GDP)の7割を占める個人消費が回復しているとの見方が相場を支えた。

 

サプライ マネジメント協会が発表した1月の非製造業景況感指数や

昨年12月の製造業受注がともに市場予想を上回った。

週間の新規失業保険申請件数も市場予想以上に 減少。

非製造業景況感指数では内訳の「雇用」も改善しており、

雇用環境を含めて米経済が回復しているとの見方が広がった。

 

バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長はワシントンでの講演後に異例の記者会見に臨み、

米景気に持続的回復の証拠が増えているとの見方を示した。

一方で、「失業率が正常な水準に戻るまで数年かかる」との従来の見方も繰り返したことから、

相場の反応は限定的だった。

 

業種別S&P500種株価指数では全10業種9業種が上昇。

「消費循環」が上昇率首位となり、「通信サービス」、「素材」、「消費安定」が続いた。「一般 産業」は下落した。

売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約10億株(速報値)、

ナスダック市場が約18億8000万株(同)だった。

 

朝方に発表した2010年10~12月期決算が市場予想を上回ったクレジットカード大手マスターカードが上昇。

身売りを含めた事業戦略の検討を始めたと発 表した会員制卸売りのBJホールセールが大幅高となった。

ダウ構成銘柄ではネットワーク機器大手シスコシステムズや米銀大手バンク・オブ・アメリカが買われた。

 

一方、薬剤給付管理部門の不振で四半期決算が減益となった

ドラッグストアチェーン大手CVSケアマークが大幅安。

四半期決算で最終 損益が赤字に転落した製薬大手メルクが売られ、ダウ構成銘柄で下落率首位となった。

マイクロソフトや飲料大手コカ・コーラにも売りが優勢だった。

 

(日経新聞マネー 2/4 7:23)