NY円、対ユーロでは大幅反発
3日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に続落し、
前日比10銭円安・ドル高の1ドル=81円60~70銭で取引を終えた。
景気回復を示す米経済指標を受けて、円売り・ドル買いがやや優勢となった。
週間の米新規失業保険申請件数は前週比で減少し、市場予想より少なかった。
1月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数は市場予想を上回った。
米景気が順調に回復しているとの見方から円売り・ドル買いが広がった。
米長期金利が上昇したため、日米の金利差拡大の思惑から円が売られた面も あった。
ただ、売り一巡後は、円は下げ幅を縮めた。
欧州中央銀行(ECB)理事会後の記者会見で、トリシェ総裁は前回1月とほぼ同じ景気・物価認識を示した。
最近のユーロ圏の経済指標などを受けてECBがインフレ警戒姿勢を一段と強めるとの見方から
このところユーロが買われていた。
総裁発言が伝わると利益確定目的の円買い・ユーロ売りが進み、対ドルでも円買いの勢いが増した。
バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は講演と記者会見を実施し、
雇用情勢の改善には時間がかかるなどの見方を示したと伝わった。
内容は新味に乏しいと受け止められ、相場の反応は限られた。
円の安値は82円07銭、高値は81円40銭だった。
円は対ユーロで4営業日ぶりに大幅反発し、
前日比1円40銭円高・ユーロ安の1ユーロ=111円20~30銭で取引を終えた。
トリシェECB総裁の発言が予想していたほどインフレ警戒的でなかったとの見方から、
円買い・ユーロ売りが優勢となった。
ユーロはドルに対して大幅に続落し、前日終値の1ユーロ=1.38ドル台前半から1.36ドル台前半に下落した。
トリシェECB総裁の会見内容や、米景気 の回復を示す経済指標がユーロ売り・ドル買いを促した。
ユーロの安値は1.3610ドル、高値は1.770ドルだった。
(日経新聞マネー 2/4 7:38)