NY円、 米金利上昇でドル買い優勢



2日のニューヨーク外国為替市場で円相場は4営業日ぶりに反落し、

前日比20 銭円安・ドル高の1ドル=81円50~60銭で終えた。

米長期金利の指標となる長期国債の利回りが上昇し

、日米金利差が拡大するとの見方から円売り・ドル 買いが優勢になった。

一方、ドルの先安観も根強く、円の下げ幅は限定的だった。

 

米民間雇用サービス会社が発表した1月の「ADP全米雇用 リポート」で、

非農業部門の雇用者数(政府部門除く)が市場予想以上に増加した。

米国債市場では米10年物国債利回りが一時3.50%と、ほぼ1カ月半ぶ りの水準まで上昇。

日米金利差が拡大するとの観測を背景に、円は一時81円86銭まで下げた。

 

一方、円が81円台後半まで売られると押し目買いが入りやすいといい、円の下げは限られた。

このところ米株高などで投資家がリスク資産運用に乗り出しやすくなる場面が目立つ。

緩和的な金融政策が続く米国のドルは売られやすいとの見方が多く、円の支えになった。

ニューヨーク市場の円の高値は81円36銭だった。

 

円は対ユーロで小幅ながら3日続落し、

前日比15銭円安・ユーロ高の1ユーロ=112円60~70銭で終えた。

欧州中央銀行(ECB)が3日に開く理事会で、

インフレへの警戒感を一段と強めるとの観測から円売り・ユーロ買いが優勢だった。

 

ユーロは対ドルで小幅ながら3営業日ぶりに反落し、

前日と同じ1ユーロ=1.38ドル台前半でやや水準を下げた。

ドイツの政府高官が欧州金融安定基金(EFSF)による市場からの国債買い入れに慎重な姿勢を示した

と伝わり、ユーロ売りが優勢になった。

 

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が

アイルランドの格付けを1段階引き下げたこともユーロ売りを誘った。

一時は1.3767ドルまで下げ幅を広げた。

 

ニューヨーク市場のユーロの高値は1.3827ドルだった。

 

(日経新聞マネー 2/3 7:41)