NY円、 一時81円31銭まで上昇
1日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続伸し
前日比70銭円高・ド ル安の1ドル=81円30~40銭で取引を終えた。
ユーロ圏や英国で早期の利上げ観測が台頭してドルがユーロや英ポンドに対して下落。
円に対してもドルが売られた。
一時は81円31銭と、1月3日以来ほぼ1カ月ぶりの円高・ドル安水準を付けた。
英欧の景況感を示す経済指標が改善したのに加え、
インフレ懸念が高まっていることを背景に、対欧州通貨を中心にドル売りが優勢となり、
対円にもドル売りが波及した。月初のため、
日本の事業会社などのによる需の円買い・ドル売りが入ったとの声もあった。
1月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が6年8カ月ぶりの水準に上昇、
項目別で「価格指数」が08年7月以来の水準に上昇した。
発表直後は米金利が上昇したこともあり、円は対ドルで売られる場面があった。
だがまもなく対欧州通貨でのドル売りが再開したため、対ドルでの円売りは続かなかった。
円の安値は81円92銭だった。
円は対ユーロで小幅に続落し、前日比15銭円安・ユーロ高の1ユーロ=112円45~55銭で取引を終えた。
ユーロ圏の利上げ観測から、ユーロ買いがやや優勢だった。
エジプトでの反体制デモで軍が武力行使をしないと発表したことなどから、
エジプト情 勢緊迫への警戒感が後退した。
市場参加者がリスクを取りやすくなり、ユーロが買われた面もあった。
ユーロは対ドルで大幅に続伸し、前日夕の1ユーロ=1.36ドル台後半から1.38ドル台前半に上昇した。
ユーロは一時1.3843ドルと、昨年11月9日以来、約2カ月半ぶりの高値を付けた。
同日発表されたユーロ圏の1月の製造業の購買担当者景気指数(PMI)確報値が速報値から上方修正された。同指数でインフレ圧力が上昇していることが 明らかになったことも、
ユーロ買いを誘った。安値は1.3727ドルだった。
英ポンドも対ドルで大幅に続伸。前日夕の1ポンド=1.60ドル台前半から1.61ドル台半ばに上昇し、
ほぼ3カ月ぶりの高値圏となった。1
月の英製造業PMIが過去最高水準を記録。
ユーロ圏と同様に早期の利上げ観測が台頭していることもポンド買いにつながった。
オーストラリア(豪)ドルが対米ドルで上昇。
前日の1豪ドル=0.99米ドル台後半から1.01米ドル台前半に上昇した。
同日、豪準備銀行(中央銀行)が政策金利の据え置きを発表したが、
年半ばに利上げを再開するとの見方などから、豪ドルが買われた。
(日経新聞マネー 2/2 7:38)