4.39 (0.04%)米国株、ダウ続伸し4ドル高 2年7カ月ぶり高値
1万2000ドルに届かず
27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に続伸した。
終値は前日比4 ドル39セント(0.0%)高の1万1989ドル83セントで、
2008年6月19日以来、約2年7カ月ぶりの高値だった。
米景気や企業業績が今後も順調 に回復するとの期待から買いがやや優勢となった。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は4日続伸し、
同15.78ポイント(0.6%)高の2755.28で終えた。
建設機械大手キャタピラーが発表した2010年10~12月期決算の内容や業績見通しが
市場予想を大幅に上回った。
世界的な景気回復を背景に業績回復が続くとの期待からキャタピラー株が上昇。
航空機・機械大手のユナイテッド・テクノロジーズなど
世界の景気動向に敏感とされる大型株の一角に買いが広がった。
ダウ平均は前日に続いて取引時間中に心理的節目の1万2000ドルを上回る場面があった。
ただ、決算が大幅減益となった日用品大手プロク ター・アンド・ギャンブル(P&G)や
売上高が市場予想を下回った通信大手AT&Tがともに下落し、構成するダウ平均の重荷となった。
28日に10年 10~12月期の米実質国内総生産(GDP)速報値の発表を控えて
取引見送りムードが強かったといい、主な株価指数は方向感に乏しくもみ合う場面が目立っ た。
この日発表の米経済指標はまちまちだった。
10年12月の耐久財受注額は前月比で市場予想に反して減少。
週間の新規失業保険申請件数は前週比で増え、市場予想も上回った。
一方、10年12月の仮契約住宅販売指数は市場予想以上に上昇した。
全体としては、米景気が緩やかに回復するとの市場の認識を大きく変える内容ではないとして、
相場の反応は目立たなかった。
ダウ平均は結局、1万2000ドルにわずかに届かずに終えた。
S&P500種株価指数は前日比2.91ポイント(0.2%)高の1299.54と、08年8月28日以来の高値で終えた。
業種別S&P500種株価指数では全10種のうち「金融」や「消費循環」など6種が上昇。
一方、「通信サービス」や「消費安定」などが下げた。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売 買高は約9億9000万株(速報値)、
ナスダック市場(同)は約19億8000万株だった。
取引終了直前に、市場予想を上回る決算と併せて業績見通しの据え置きを発表した
マイクロソフトは乱高下の末、小幅高で終えた。
決算で1株利益が予想を上回った製薬大手イーライ・リリーは上昇。
前日夕 に発表した決算が予想以上となったウイルス対策ソフトを手掛けるシマンテックは小高い。
一方、決算と併せて発表した業績見通しが慎重と受け止められた
フィンランドの携帯電話端末大手ノキアも売られた。
売上高が市場予想に届かなかった日用品大手コルゲート・パルモリーブが安い。
(日経新聞マネー 1/28 7:37)