3.33 (0.03%) 米国株、ダウ小反落で3ドル安
一部企業の決算に失望、様子見姿勢も
25日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に反落し、
前日比3ドル33 セント(0.0%)安の1万1977ドル19セントで終えた。
四半期決算内容が市場の期待に届かなかったダウ平均構成銘柄の一部に失望売りが出た。
一方、 消費関連の経済指標の改善などが支援材料となり、下げ幅は小幅だった。
オバマ米大統領の一般教書演説を夜に控え、様子見姿勢も強かった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に続伸し、
同1.70ポイント(0.1%)高の2719.25で終えた。
前日に発表した2010年10~12月期決算で1株利益が市場予想を下回った
クレジットカード大手アメリカン・エキスプレス(アメックス)や、
朝方発表の 決算で1株利益見通しが予想に届かなかった
医薬・日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソンが売られた。
朝方の決算で純利益が5四半期ぶりの減益となった化学大手スリーエムも軟調で、
ダウ平均の押し下げ要因になった。
昨年11月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数が市場予想以上に悪化したことも
投資家心理の悪化を誘った。
ダウ平均の下げ幅は81ドルまで広がる場面があった。
一方、1月の消費者信頼感指数が市場予想以上に改善したことが相場を下支えした。
オバマ大統領が25日夜の一般教書演説で一部財政支出の凍結を提案すると伝わった。
規制緩和などの景気刺激策が米議会の合意を得やすくなるとの期待感が相場を支えたとの指摘もあった。
業種別S&P500種株価指数では全10業種5業種が下落。
「エネルギー」や「金融」、「一般産業」などが下げた。
一方、「通信サービス」や「IT(情報 技術)」などは上昇した。
売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約10億5000万株(速報値)、
ナスダック市場が約18億7000万株(同) だった。
アメックスはダウ構成銘柄で下落率首位。
スリーエムとジョンソン・エンド・ジョンソンも上位に入った。
四半期決算で粗利益率が前年同期並みだった高級皮革製品のコーチも売られた。
レナーやトール・ブラザーズなど住宅建設株の一部にも売りが優勢だった。
一方、決算発表後の説明会で強気な業績見通しを示した通信大手ベライゾン・コミュニケーションズは上昇。
通期の業績見通しを上方修正した化学大手デュポン も買われた。
四半期決算で売上高が市場予想を上回ったガラス大手コーニングが大幅高となり、
減益ながら市場予想を上回る純利益となった保険大手トラベラー ズも上昇。
過去最高益を更新したストレージ(外部記憶装置)大手EMCにも買いが優勢だった。
(日経新聞マネー 1/26 7:25)