NY円、米長期金利の低下で



25日のニューヨーク外国為替市場で円相場は上昇し、

前日比30銭円高・ドル安の1ドル=82円20~30銭で取引を終えた。

米長期金利の低下を背景に円買い・ドル売りがやや優勢となった。

 

午後に発表された米2年物国債入札の結果が「まずまず」と受けとめられ、米長期金利が低下した。

日米の金利差が縮小するとの思惑から円が対ドルで買われた。

米株式相場が午後に売り優勢となった場面で、

投資家が運用リスクを避ける目的で低金利の円を買ったとの声もあった。

 

ただ、25日夜のオバマ米大統領の一般教書演説や、

26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明の内容を見極めたいとのムードが強く、

円を買い進む動きは限られた。

 

1月の米消費者信頼感指数は前月比で上昇し、市場予想も上回った。

発表直後には米景気の回復観測からドルが買われる場面もあった。

円の高値は81円97銭、安値は82円67銭だった。

 

円は対ユーロで横ばい。前日と同じ1ユーロ=112円50~60銭で取引を終えた。

ユーロ圏のインフレ観測が引き続きユーロを支える一方、

足元で円安・ユーロ高が急速に進んだ後とあって利益確定目的の円買いも入り、方向感に乏しかった。

 

欧州金融安定基金(EFSF)は25日、アイルランド向け金融支援の一環としてEFSF債を発行し、

50億ユーロの資金を調達したと発表した。

全体の2割 強を日本が購入するなどアジアからの需要が特に強く、入札は好調と受け止められた。

ただ、好調な入札結果は予想通りとして相場の反応は目立たなかった。

 

ユーロはドルに対して3日続伸し、前日終値の1ユーロ=1.36ドル台前半から1.36ドル台後半に上昇した。

ユーロ圏のインフレ観測を背景としたユーロ 買い・ドル売りが続いた。

ユーロは一時1.3705ドルまで上昇し、昨年11月22日以来、約2カ月ぶりの高値を付けた。

ユーロの安値は1.3577ドル だった。

 

英ポンドは対ドルで大幅に下落。

前日夕の1ポンド=1.60ドルちょうど近辺から1.58ドル台前半に下げた。

昨年10~12月 期の英実質国内総生産(GDP)速報値が前期比0.5%減と市場予想に反して減少し、

5四半期ぶりにマイナス成長となった。

英政府統計局は昨年12月の悪天候が全体を押し下げたと指摘したが、

緊縮財政のもと英景気が減速するとの懸念が浮上。ポンド売りが優勢となった。

 

(日経新聞マネー 1/26 7:34)