NY円、ユーロ円約2カ月ぶり安値
24日のニューヨーク外国為替市場で円相場は横ばいだった。
前週末比変わらずの1ドル=82円50~60銭で取引を終えた。
ユーロが対ドルで上昇したことに円がつれ高する場面があったが、円買いは続かなかった。
ユーロ圏の景況感改善や利上げの思惑などを手掛かりにユーロが対ドルで買われ始めると、
円も対ドルで買われ、82円30銭まで円高・ドル安が進む場面があった。
ただ、週半ばに米連邦公開市場委員会(FOMC)などを控え様子見ムードも強く、
午後にかけては伸び悩んだ。この日の円の安値は82円92銭だった。
円は対ユーロで3日続落し、前日比05銭円安・ユーロ高の1ユーロ=112円50~60銭で取引を終えた。
週末にウォール・ストリート・ジャーナル紙が掲載したインタビューで、
トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が物価の安定に強い決意を改めて示した。
足もとでユーロ圏の物価上昇圧力が強まっていることも あり、年内の利上げの思惑につながったという。
ダウ・ジョーンズ通信などが、欧州金融安定基金(EFSF)があす25日に債券市場で
50億ユーロ規模の資金を調達すると報じた。
資金調達が滞りなく済めば、欧州の財政不安がさらに後退するとの見方もユーロ買いを誘った。
円は112円91銭と 昨年11月23日以来、約2カ月ぶりの安値を付ける場面があった。
ユーロは対ドルで続伸。前週末と同じ1ユーロ=1.36ドル台前半ながら、水準を切り上げた。
一時は1.3686ドルと昨年11月22日以来、約2カ月ぶりの高値を付けた。
1月のユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)速報 値が改善したことなどもあり、
ニューヨーク市場では改めてユーロを買う動きが強まった。
週末にアイルランドで、少数与党の緑の党が連立政権から離脱すると 発表したことなどを受けて、
財政再建への不透明感から売りが出る場面もあった。
ユーロの安値は1.3570ドルだった。
スイスフランが対ドルで前週末の1ドル=0.95スイスフラン台後半から0.94スイスフラン台後半に上昇した。
同日、ロシア・モスクワ郊外の空港で自爆テロによる爆発が起こった。
市場参加者が運用リスクを圧縮する目的で、対ドルなどでスイスフランに買いを入れた。
(日経新聞マネー 1/25 7:28)