NY円、対ユーロで2カ月ぶり安値




21日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、

前日比45銭円高・ドル 安の1ドル=82円50~60銭で取引を終えた。

米国債市場で長期債利回りが低下し、日米金利差が縮小するとの観測から円買い・ドル売りが優勢だった。

前 日に円が対ドルで大幅に売られた後とあって、持ち高調整や利益を確定する目的の円買いも入った。

 

米連邦準備理事会(FRB)が実施した米国債購入で応札倍率が低水準だったとの見方が広がった。

需給が引き締まるとの期待から米国債が買われ、長期国債利回りが低下。

日米金利差が縮小するとして、円買い・ドル売りが優勢となった。

 

対ユーロでのドル売り圧力が強かったため、対円でもドル売りが広がった面もあった。

ドイツのIfo経済研究所が発表した1月の企業景況感指数が市場予想を 上回った。

同指数が調査を開始した1991年1月以来の最高水準を記録したこともあり、

これまで一部ユーロ加盟国の財政不安で積み上がっていた

ユーロの売 り持ち高を解消する動きが一段と強まった。

 

円の対ドル相場は一時82円53銭まで上昇した。一方、この日の円の安値は82円81銭だった。

 

円は対ユーロで続落し、前日比70銭円安・ユーロ高の1ユーロ=112円45~55銭と

この日の安値圏で取引を終了した。

一時112円50銭と、昨年11 月23日以来ほぼ2カ月ぶりの円安・ユーロ高水準を付けた。

独経済指標の改善を受け、円売り・ユーロ買いが優勢だった。

 

ユーロは対ドルで 大幅に反発。前日終値の1ユーロ=1.34ドル台後半から1.36ドル台前半に上昇し、

この日の高値圏で終えた。

一時1.3627ドルを付け、昨年11月 23日以来ほぼ2カ月ぶりのユーロ高・ドル安水準を付けた。

独経済指標の改善がユーロの買い材料となったほか、

財政不安が強まっているギリシャやポルトガ ル、スペインなどの長期国債の利回りが低下したことも、

ユーロの買い安心感につながったとの声が聞かれた。この日の安値は1.3514ドルだった。

 

(日経新聞マネー 1/22 8:31)