2.49 (0.02%) 米国株、続落でダウ2ドル安 素材やエネルギー株重荷
指標は好感
20日の米株式相場は続落し、
ダウ工業株30種平均は前日比2ドル49セント (0.0%)安の1万1822ドル80セントで終えた。
中国が金融引き締めに踏み切るとの観測を背景に、原油など商品相場が下落。
素材やエネルギー株が売られ、相場を押し下げた。
一方、予想を上回る米住宅関連指標などを好感した買いも入り、下げ幅は限られた。
中国が同日発表した2010年 10~12月期の実質国内総生産(GDP)の伸び率が市場予想を上回り、
同当局が景気拡大による物価上昇を抑えるために金融引き締め策を加速するとの観測 が広がった。
利上げなどで過度に経済成長が鈍化すれば、
原油や非鉄金属などへの需要が弱まるとの思惑から商品相場が下落。
素材やエネルギー株が売られ、相 場を押し下げた。
一方、週間の米新規失業保険申請件数が市場予想よりも少なかったことで、
米雇用の回復の鈍さに対する警戒感がやや後退。
昨年12月の米中古住宅販売が市場予想以上に増加し、
住宅関連株などが買われたことが相場全体を下支えした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、同21.07ポイント(0.8%)安の2704.29で終えた。
インターネット経由で様々な機能を提供する
「クラウドコンピューティング」を手掛けるF5ネットワークスの四半期決算が
市場の期待を満たすまでには至らず、関連銘柄に売りが波及したことが重荷 になった。
業種別S&P500種株価指数では全10業種5業種が下落。
「素材」や「エネルギー」、「IT(情報技術)」の下げが目立っ た。
一方、「公益」や「金融」、「消費安定」などが上昇した。
売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約11億9000万株(速報値)、
ナスダック 市場が約23億株(同)だった。
貨物機の生産縮小に伴い12年までに1100人を削減する方針を確認した
と発表した航空機大手ボーイングが売られた。
通信機器大手ジュニパー・ネットワークスや外部記憶装置(ストレージ)大手EMCなども売られた。
一方、朝方に発表した四半期決算で純利益が前年同期比で大幅な増益となった
金融大手モルガン・スタンレーが上昇。
サンドイッチ部門の分離を発表したファス トフード大手ウェンディーズ・アービーズ・グループも買われた。
住宅指標の改善を受けてトール・ブラザーズやレナーなど住宅建設株の一部が上昇したほか、
ホーム・デポなどホームセンター大手にも買いが入った。
(日経新聞マネー 1/21 7:25)