NY円、 一時81円85銭まで上昇



19日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、

前日比55銭円高・ドル 安の1ドル=81円95銭~82円05銭で取引を終えた。

主要通貨に対するドル売りが優勢となった流れを受け、円も対ドルで買われた。

一時は81円85銭 と4日以来、約2週間ぶりの高値を付けた。

 

同日、ポルトガルが実施した12カ月物の国庫短期証券の入札で平均落札利回りが前回から大幅に低下した。

欧州財政に対する過度の不安が和らぎ、ドルが対ユーロなどで売られた。円もユーロにつれて上昇した。

 

18日から中国の胡錦濤国家主席が公式訪米するなか、

中国人民銀行(中央銀行)が19日発表した対ドルの人民元相場の中間値(基準値)が過去最高値を更新した。

人民元高・ドル安が一段と進み、円を含めてアジア通貨全般が上昇しやすかったとの声があった。

 

午前発表の昨年12月の米住宅着工件数が市場予想以上に減少したことが円買い・ドル売りを誘う場面もあった。

米中長期金利の低下を受けて、日米金利差の縮小観測からも円は買われた。

 

米株式相場が午後にやや下げ幅を広げたため、

運用リスクを取りにくくなった投資家から円買い・ドル売りが入ったといい、円は午後にこの日の高値を付けた。

ニューヨーク市場での円の安値は82円20銭だった。

 

円は対ユーロで小幅に続伸。

前日比05銭円高・ユーロ安の1ユーロ=110円45~55銭で取引を終えた。

欧州財政に対する不安が後退していることを背景にユーロが買われる場面があった。

ただ米株式相場が軟調に推移したことなどを背景にニューヨーク市場ではユーロ売りがやや優勢になった。

 

ユーロは対ドルで7日続伸。

前日夕の1ユーロ=1.33ドル台後半から1.34ドル台後半に水準を切り上げた。

一時は1.3539ドルと昨年11月23日以来、約2カ月ぶりの高値を付けた。

ユーロの安値は1.3450ドルだった。

 

(日経新聞マネー 1/20 7:34)