NY円、 米指標を受けて円買い優勢




3連休明け18日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、

前週末比30 銭円高・ドル安の1ドル=82円50~60銭で終えた。

予想を下回る米経済指標を受け、円買い・ドル売りが優勢になった。

一方、米国債利回りが上昇した場 面では、日米金利差が拡大するとの観測から円売り・ドル買いが出て、

円はやや伸び悩んだ。

 

朝方にニューヨーク連銀が発表した1月の景気指 数は11.92と2カ月連続で改善したが、

市場予想(12程度)に比べて物足りないと受け止められた。

米景気の回復ペースが速まるとの期待がやや後退し、

円買い・ドル売りが優勢になった。円は82円33銭まで買われる場面があった。

 

一方、債券市場では長期金利の指標である米10年物国債利回りが前週末比で大幅に上昇する場面があった。

日米金利差が拡大するとの観測から円売り・ドル買いが出て、円は上げ幅を縮小した。

ニューヨーク市場の円の安値は82円83銭だった。

 

円は対ユーロで5営業日ぶりに反発し、前週末比40銭円高・ユーロ安の1ユーロ=110円50~60銭で終えた。

心理的な節目である111円台までユーロ 高・円安が進み、

日本の輸出企業による円買い・ユーロ売りが優勢になった。

ロシアのクドリン副首相兼財務相がユーロ圏の金融安定のための基金

「欧州金融安 定基金(EFSF)」が発行する債券の購入に意欲を示したことを受けユーロ買いが膨らみ、

一時は111円17銭と昨年12月17日以来の円安・ユーロ高水 準を付けた。

 

ユーロは対ドルで小幅ながら6日続伸。前週末と同水準の1ユーロ=1.33ドル台後半で、

やや水準を切り上げた。

ロシア副首 相によるEFSF債の購入表明で欧州の債務問題に対する警戒感がやや後退した。

スペインの12、18カ月物の国庫短期証券(TB)入札で平均落札利回りが 前回入札から低下したことも

ユーロ買いを誘った。

ユーロは一時1.3467ドルと、昨年12月14日以来のユーロ高・ドル安水準を付けた。

その後は利益確 定目的のユーロ売り・ドル買いが出て伸び悩んだ。ユーロの安値は1.3357ドルだった。

 

カナダドルは対米ドルで小幅安。

1米ド ル=0.99カナダドル台前半と、前週末の0.98カナダドル後半から下げた。

カナダ銀行(中央銀行)が市場予想通り政策金利の誘導目標を据え置くと発表。

カナダ経済について「予想通り幅広く回復が進んでいる」としたが、

予想の範囲内との見方から、カナダドルへの買いは限られた。

 

(日経新聞マネー 1/19 7:34)