NY円、米長期金利上昇で
14日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに小反落し、
前日比05銭円安・ドル高の1ドル=82円80~90銭で取引を終えた。
米中長期金利が上昇し、日米金利差が拡大するとの見方から円売り・ドル買いが優勢となった。
今週行われたポルトガルやスペイン、イタリアの国債入札が予想以上に順調な結果となり、
欧州財政への懸念がひとまず和らいだ影響もある。
円が対ユーロで下落し、対ドルでも円売りを誘発したとの声があった。
朝方には昨年12月の米小売売上高の伸びが市場予想を下回ったことを受け、
円買い・ドル売りが出る場面があった。
一方、同日発表の12月の鉱工業生産指数 は市場予想以上に上昇し、
12月の消費者物価指数(CPI)は市場予想にほぼ一致した。
総じて見ると強弱まちまちだったとして、経済指標を材料とした売買は続かなかった。
この日の円の安値は83円08銭、円の高値は82円51銭だった。
円は対ユーロで4日続落し、前日比30銭円安・ユーロ 高の1ユーロ=110円90銭~111円00銭で取引を終えた。
トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が、前日13日の理事会後に、
物価上昇見通しが上振れする可能性などに言及。
ユーロに対する過度な懸念が後退しているといい、
幅広い通貨に対するユーロの売り持ち高の解消が続いているという。
円は一時110 円99銭と昨年12月17日以来の安値を付けた。
ユーロは対ドルで5日続伸。前日と同じ1ユーロ=1.33ドル台後半ながら水準を切り上げた。
ロンドン市場の時間帯には1.3458ドルと、昨年12月14日以来、1カ月ぶりの高値に上昇する場面があった。
ニューヨーク市場でのユーロの高値 は1.3405ドル。安値は1.3314ドルだった。
(日経新聞マネー 1/15 8:21)