NY円、対ユーロでは1カ月ぶり安値
13日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、
前日比20銭円高・ドル安の1ドル=82円75~85銭で取引を終えた。
米雇用指標などを手掛かりに、円買い・ドル売りが優勢となった。
週間の米新規失業保険申請件数が前週比で市場予想に反して増加した。
米雇用情勢の改善は緩やかとの見方から、円買い・ドル売りが優勢となった。
米長期金利 が低下し、日米の金利差が縮小するとの見方が出たことも円買い・ドル売りを促した。
円の高値は82円55銭、安値は83円03銭。
円は対 ユーロで大幅に3日続落し、
前日比1円65銭円安・ユーロ高の1ユーロ=110円60~70銭で取引を終えた。
欧州中央銀行(ECB)が13日開いた理事会で市場予想通りに政策金利の据え置きを決めた。
理事会後の記者会見でトリシェ総裁は、
インフレ見通しについて中期的に上振れするリスクがあるなどと述べた。
4日発表の昨年12月のユーロ圏のインフレ率がECBの政策目標を上回ったことを受けて、
ECBがインフレへの警戒感を予想以上に強めていると受け止 められた。
イタリアとスペインの国債入札が好調となり、
ユーロ圏の信用問題への懸念がやや後退したこともユーロの支援材料となり、
幅広い通貨に対してユーロ買いが膨らんだ。
円は一時110円67銭まで下落し、昨年12月20日以来、約1カ月ぶりの安値を付けた。
ユーロはドルに対して大幅に4日続伸し、前日終値の1ユーロ=1.31ドル台前半から1.33ドル台後半に上昇した。
ECBのインフレ警戒姿勢やイタリア などの入札結果を受けて、ユーロ買い・ドル売りが優勢となった。
米新規失業保険申請件数の増加もドルの重荷となった。
ユーロの高値は1.3383ドル、安 値は1.3189ドルだった。
英ポンドは対ドルで上昇。
前日夕の1ポンド=1.57ドル台後半から1.58ドル台前半に上げた。
米雇用指標などを受けてポンド買いが優勢となった。
イングランド銀行(英中央銀行)は金融政策委員会で政策金利の据え置きを決めたが、
市場予想通りだったため相場 の反応は目立たなかった。
(日経新聞マネー 1/14 7:33)