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米国株、ダウ続伸し83ドル高 2年5カ月ぶり高値

欧州不安和らぎ




12日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸した。

前日比83ドル56セ ント(0.7%)高の1万1755ドル44セントと、

2008年8月11日以来約2年5カ月ぶりの高値で終えた。

欧州の財政・金融不安がひとまず後退する との思惑から米国株にも買いが入った。

投資判断の引き上げなどを好感して金融株が買われたことも相場を押し上げた。

 

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、

同20.50ポイント(0.8%)高の2737.33と、07年11月7日以来、約3年2カ月ぶり高値で終えた。

 

財政悪化への懸念が高まっていたポルトガル政府が実施した国債入札が予想に比べて順調な結果となった。

欧州の信用不安がやや和らいだとして、欧州金融株などが上昇。米金融株もつれ高した。

 

ウェルズ・ファーゴ証券のアナリストが米大手銀株について業種全体の投資判断を最上位に引き上げ、

業績の先行きに強気な見方を示したことも米金融株への買いを誘った。

JPモルガン・チェースのダイモン最高経営責任者(CEO)が前日のテレビ番組で

増配の意向を示したと報じられたことも金融株買いにつながっ た。

 

ダウ平均は約110ドルまで上げ幅を広げる場面があった。

米連邦準備理事会(FRB)が午後に発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)が

総括判断で米景気の緩やかな拡大を指摘したことも好感された。

 

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約9億6000万株(速報)、

ナスダック市場は約18億4000万株(同)。

業種別S&P500種株価指数では「金融」や「エネルギー」を筆頭に全10業種が上昇した。

 

JPモルガンやバンク・オブ・アメリカなど、米大手金融株がほぼ全面高。

前日夕に2010年10~12月期の純利益が同7~9月期を上回ると発表した石油大手シェブロンも高い。

アナリストが目標株価を引き上げたアップルも買われた。

 

一方、台湾の保険子会社を売却すると発表したものの

台湾当局の承認をめぐる不透明感が浮上した

保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)には売りが出た。

 

(日経新聞マネー 1/13 7:24)