■米景気回復期待からドル買いが盛り返し83円台に
12/27-31ドル・円は、中国の利上げ(25日)による上海株式市場弱含みを受けて82円98銭から軟調推移。
輸出企業のドル売り、中国の再割引・貸出金利引き上げ、
胡錦濤国家主席の1月訪米に絡む人民元先高思惑に連れた円買いで80円95銭まで下落。
1/3-7 は、ストップ・ロスのドル売りで80円93銭まで下落後、
米・12月ISM製造業及び非製造業景気指数、11月製造業受注の改善に反発
12月ADP全米 雇用報告の大幅改善を受けて12月雇用統計への期待が高まり83円70銭まで上昇。
その後、期待外れの米12月非農業部門雇用者数の伸びに82円85銭に反落も、
失業率の低下を好感して下げ渋り。
■米景気回復期待が持続しドルは底堅い推移に
1/11-14のドル・円は、ドルの底堅 い推移が予想される。
米12月雇用統計では、非農業部門雇用者数が期待外れの伸びとなったが、
失業率の低下、11月雇用者数の上方修正に、失望感はあまり ないようであり、
米景気回復期待が持続するとみられる。
ただ、ドル・円の84円以上では輸出企業などのドル売りオーダーが並んでいること、
また、ユーロ圏 の債務問題や洪水による豪景気への悪影響などへの懸念から
クロス円の売り(円買い)が出やすいことなどから、ドル・円のドルの上値も限られる可能性がある。
週内の材料では、米主要経済指標の発表が引き続き注目され
日本の民主党内動向、人民元高進行の思惑などにも注意が必要になる。
米国の金融政策については、量的緩和第2弾が当初予定の6月末まで完遂されるのか、
それとも規模縮小や期間短縮があるのかが引き続き焦点となる。
1月4日に公 表された昨年12月14日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、
「FRBスタッフは短期的なGDP伸び率見通しを上方修正」したが、
雇用は 「改善に向かっているが依然低迷」、
インフレは「当面、望ましい水準を下回ると予想」との見方から、
「指標の改善も国債買い入れプログラムの調整を正当化するには不十分」
との判断に至ったことが明らかになった。
一部メンバーは、「国債買い入れ策の調整に対するハードルはかなり高い」、
「調整を検討する前に 一段の時間・データが必要」などの認識を示した。
1/7発表の米12月雇用統計では、
非農業部門雇用者数が期待外れの伸びとなった (+10.3万人、予想+15万人)。
しかし、失業率が低下(9.4%、11月9.8%)、11月非農業部門雇用者数が上方修正されたことで
(+7.1万 人←+3.9万人)、内容は失望するほどは悪くないとの見方が出ている。
バーナンキ米FRB議長の議会証言(7日)では、
「景気の自律回 復の兆候が見られる」とし、
「2011年の景気回復は緩やかに加速する可能性」との見通しを示したが、
「失業率を大幅に引き下げるにはペースは不十分」で あり、
「雇用市場の正常化には4-5年かかる」との見方も示した。
また、「インフレは下方基調にある」とし、デフレリスクにも言及した。
今後の金融政策の スタンスの示唆はみられなかった。
12日に米地区連銀経済報告(ベージュブック)の発表があり、
最近の経済活動の状況、雇用、消費、製造の状況、住宅市場の動向などが注目されることになる。
NY 連銀による「2010年12月13日から2011年1月11日にかけて18回のオペを実施し、
約1050億ドルの国債とインフレ指数連動債を買い入れる」
との量的緩和第2弾の2巡目が進行中である。
昨年12月13日から
22日までに478.1億ドルを買い入れ、
その後、
28日に67.8億ドル、
29日に 53.87億ドル、
2011年は、
3日に77.9億ドル、
4日に16.2億ドル、
5日に15億ドル、
6日に67.8億ドル、
7日に72億ドルを買い入れて おり、
ここまでの買い入れ総額は848.67億ドルになっている。
1/10-14は米国の国債入札が
11日に3年債(320億ドル)、
12日に10年債(210億ドル、リオープン=銘柄統合)、
13日に30年債(130億ドル、リオープン)の総額660億ドル予定されている。
中国の胡錦濤国家主席が米国を公式訪問(1月18-21日)することが決定して以来、
人民元の先高感が強い状況になっている。
楊中国外相が米中首脳会議の準備のため1月3日から7日まで訪米中だが、
ギブス米大統領報道官が5日、
「米中首脳会談では通貨、北朝鮮問題が議題になる」と言明したことで、
人民元高進 行の思惑に円が連れ高気味になる状況は首脳会談終了まで続く可能性がある。
小沢民主党元代表の国会招致問題については、
菅首相が4日の年 頭会見で「政治とカネの問題にけじめをつける年にしたい」と強調、
小沢元代表の衆院政治倫理審査会への出席を繰り返し要求している。
今後は、民主党の両院 議員総会が12日、定期党大会が13日にあり、
内閣改造、党役員人事も行われるなど、党内対立が深まる火種が多く待ち受ける状況にあり、
引き続き動向が注 目される。
1/10-14の主な予定は、
10日(月):(日)東京市場休場(成人の日)、
11日(火):(日)11月景気動向指数速報 値、(米)11月卸売在庫・売上、
12日(水):(日)11月経常収支、(米)12月財政収支、12月輸出入物価指数、地区連銀景況報告(ベージュブッ ク)、
13日(木):(日)11月機械受注、民主党大会、(米)11月貿易収支、12月生産者物価指数、
14日(金):(日)12月企業物価指 数、(米)12月消費者物価指数、12月小売売上高、
12月鉱工業生産・設備稼働率、1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値、11月企業在庫。
[予想レンジ]
ドル・円81円50銭-84円50銭
(株式会社フィスコプレイス)
12/27-31ドル・円は、中国の利上げ(25日)による上海株式市場弱含みを受けて82円98銭から軟調推移。
輸出企業のドル売り、中国の再割引・貸出金利引き上げ、
胡錦濤国家主席の1月訪米に絡む人民元先高思惑に連れた円買いで80円95銭まで下落。
1/3-7 は、ストップ・ロスのドル売りで80円93銭まで下落後、
米・12月ISM製造業及び非製造業景気指数、11月製造業受注の改善に反発
12月ADP全米 雇用報告の大幅改善を受けて12月雇用統計への期待が高まり83円70銭まで上昇。
その後、期待外れの米12月非農業部門雇用者数の伸びに82円85銭に反落も、
失業率の低下を好感して下げ渋り。
■米景気回復期待が持続しドルは底堅い推移に
1/11-14のドル・円は、ドルの底堅 い推移が予想される。
米12月雇用統計では、非農業部門雇用者数が期待外れの伸びとなったが、
失業率の低下、11月雇用者数の上方修正に、失望感はあまり ないようであり、
米景気回復期待が持続するとみられる。
ただ、ドル・円の84円以上では輸出企業などのドル売りオーダーが並んでいること、
また、ユーロ圏 の債務問題や洪水による豪景気への悪影響などへの懸念から
クロス円の売り(円買い)が出やすいことなどから、ドル・円のドルの上値も限られる可能性がある。
週内の材料では、米主要経済指標の発表が引き続き注目され
日本の民主党内動向、人民元高進行の思惑などにも注意が必要になる。
米国の金融政策については、量的緩和第2弾が当初予定の6月末まで完遂されるのか、
それとも規模縮小や期間短縮があるのかが引き続き焦点となる。
1月4日に公 表された昨年12月14日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、
「FRBスタッフは短期的なGDP伸び率見通しを上方修正」したが、
雇用は 「改善に向かっているが依然低迷」、
インフレは「当面、望ましい水準を下回ると予想」との見方から、
「指標の改善も国債買い入れプログラムの調整を正当化するには不十分」
との判断に至ったことが明らかになった。
一部メンバーは、「国債買い入れ策の調整に対するハードルはかなり高い」、
「調整を検討する前に 一段の時間・データが必要」などの認識を示した。
1/7発表の米12月雇用統計では、
非農業部門雇用者数が期待外れの伸びとなった (+10.3万人、予想+15万人)。
しかし、失業率が低下(9.4%、11月9.8%)、11月非農業部門雇用者数が上方修正されたことで
(+7.1万 人←+3.9万人)、内容は失望するほどは悪くないとの見方が出ている。
バーナンキ米FRB議長の議会証言(7日)では、
「景気の自律回 復の兆候が見られる」とし、
「2011年の景気回復は緩やかに加速する可能性」との見通しを示したが、
「失業率を大幅に引き下げるにはペースは不十分」で あり、
「雇用市場の正常化には4-5年かかる」との見方も示した。
また、「インフレは下方基調にある」とし、デフレリスクにも言及した。
今後の金融政策の スタンスの示唆はみられなかった。
12日に米地区連銀経済報告(ベージュブック)の発表があり、
最近の経済活動の状況、雇用、消費、製造の状況、住宅市場の動向などが注目されることになる。
NY 連銀による「2010年12月13日から2011年1月11日にかけて18回のオペを実施し、
約1050億ドルの国債とインフレ指数連動債を買い入れる」
との量的緩和第2弾の2巡目が進行中である。
昨年12月13日から
22日までに478.1億ドルを買い入れ、
その後、
28日に67.8億ドル、
29日に 53.87億ドル、
2011年は、
3日に77.9億ドル、
4日に16.2億ドル、
5日に15億ドル、
6日に67.8億ドル、
7日に72億ドルを買い入れて おり、
ここまでの買い入れ総額は848.67億ドルになっている。
1/10-14は米国の国債入札が
11日に3年債(320億ドル)、
12日に10年債(210億ドル、リオープン=銘柄統合)、
13日に30年債(130億ドル、リオープン)の総額660億ドル予定されている。
中国の胡錦濤国家主席が米国を公式訪問(1月18-21日)することが決定して以来、
人民元の先高感が強い状況になっている。
楊中国外相が米中首脳会議の準備のため1月3日から7日まで訪米中だが、
ギブス米大統領報道官が5日、
「米中首脳会談では通貨、北朝鮮問題が議題になる」と言明したことで、
人民元高進 行の思惑に円が連れ高気味になる状況は首脳会談終了まで続く可能性がある。
小沢民主党元代表の国会招致問題については、
菅首相が4日の年 頭会見で「政治とカネの問題にけじめをつける年にしたい」と強調、
小沢元代表の衆院政治倫理審査会への出席を繰り返し要求している。
今後は、民主党の両院 議員総会が12日、定期党大会が13日にあり、
内閣改造、党役員人事も行われるなど、党内対立が深まる火種が多く待ち受ける状況にあり、
引き続き動向が注 目される。
1/10-14の主な予定は、
10日(月):(日)東京市場休場(成人の日)、
11日(火):(日)11月景気動向指数速報 値、(米)11月卸売在庫・売上、
12日(水):(日)11月経常収支、(米)12月財政収支、12月輸出入物価指数、地区連銀景況報告(ベージュブッ ク)、
13日(木):(日)11月機械受注、民主党大会、(米)11月貿易収支、12月生産者物価指数、
14日(金):(日)12月企業物価指 数、(米)12月消費者物価指数、12月小売売上高、
12月鉱工業生産・設備稼働率、1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値、11月企業在庫。
[予想レンジ]
ドル・円81円50銭-84円50銭
(株式会社フィスコプレイス)