NY円、 約2週間ぶり安値




5日のニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅に3日続落し、

前日比1円20 銭円安・ドル高の1ドル=83円20~30銭で取引を終えた。

一時は1ドル=83円38銭まで下落し、2010年12月23日以来、約2週間ぶりの円安水準を付けた。

米景気を見極める上で関心が高い雇用環境について改善を示す指標が相次ぎ、ドルの支援材料となった。

 

米雇用関連サービス関連会社のオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が同日発表した

全米雇用リポートによると、昨年12月の非農業部門の雇用者数は前月比で29万7000人増えた。

10万人程度の増加とみていた市場予想を大幅に上回った。

 

人材調査・サービス会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスが同日発表した

12月の米企業の人材削減数も大幅に縮小。

相次ぐ指標の改善を受け、米 当局が市場の想定より早く金融緩和政策を見直す可能性が意識され、

対主要通貨でドル買いが優勢となった。

対円でも1日を通じてドル買いの勢いが強かった。

円の高値は早朝に付けた82円21銭だった。

 

円は対ユーロでも下落した。

前日比35銭円安・ユーロ高の1ユーロ=109円45~55銭で取引を終えた。

対ドルでの円売りが波及し、対ユーロでも円売りが優勢となった。

 

ユーロは対ドルで3日続落。

前日終値の1ユーロ=1.33ドルちょうど近辺から、1.31ドル台半ばに水準を切り下げた。

スイスの中央銀行が、ギリシャ国債と同様にアイルランド国債も、

資金供給の担保として受け入れないことを決めたと伝わり、欧州財政問題への不安を誘った。

米雇用の改善とあわせ、ユーロ売 り・ドル買いが優勢となった。

ニューヨーク市場でのユーロの安値は1.3125ドル、高値は1.3223ドルだった。

 

(日経新聞マネー 1/6 7:36)