NY円、 指標好感のドル買い続かず




30日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅ながら9日続伸し、

前日比 10銭円高・ドル安の1ドル=81円45~55銭で終えた。

年末を控えて持ち高調整目的のドル売りが優勢になった。

米景気の回復を示唆する経済指標が相次 ぎ、円売り・ドル買いが優勢になる場面があったが、続かなかった。

 

朝方発表の週間の米新規失業保険申請件数が市場予想以上に減少したほか、

シカゴ購買部協会が発表した12月の景気指数(PMI)も予想に反して大幅に改善。

全米不動産協会が発表した11月の仮契約住宅販売指数も予想以上に上昇するなど、

経済指標の改善が目立った。円売り・ドル買いが優勢になり、円は一時81円86銭まで売られた。

 

一方、年末接近に伴い、対ユーロを中心にドル買いに傾いた持ち高を減らす目的のドル売りが根強く、

対円でも次第にドル売りが優勢になった。

市場参加者が少なかったこともあって円相場の方向感は乏しかった。

ニューヨーク市場の円の高値は81円42銭だった。

 

円は対ユーロで3営業日ぶりに反落し、

前日比35銭円安・ユーロ高の1ユーロ=108円25~35銭で終えた。

対ドルを中心にユーロの買い戻しが優勢になり、対円でもユーロ買いが優勢になった。

 

ユーロは対ドルで続伸し、前日夕の1ユーロ=1.32ドル台前半から同後半に水準を切り上げた。

ユーロ圏の財政悪化への警戒感を背景に膨らんでいた

ユーロ 売り・ドル買いの持ち高を減らすための反対売買が優勢だった。

ユーロは1.3315ドルと、1週間半ぶりに1.33ドル台を回復する場面があった。

一方、 米指標の改善でユーロが伸び悩む場面もあった。この日のユーロの安値は1.3255ドルだった。

 

(日経新聞マネー 12/31 7:31)