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米国株、ダウ20ドル高で2年4カ月ぶり高値

好調な年末商戦好感



28日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、

前日比20ドル51セン ト(0.2%)高の1万1575ドル54セントで終えた。

2008年8月28日以来2年4カ月ぶりの高値を付けた。

焦点の年末商戦が好調だったとのリポー トを受け、米景気の回復期待が強まった。

一方、米個人消費の先行きに対する不透明感からダウ平均は下げる場面もあった。

 

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に反落し、

同4.39ポイント(0.2%)安の2662.88で終えた。

年末休暇を取得している市場参加者が依然として多いうえ、

米東部の大雪の影響も残り相場全体の方向感は乏しかった。

 

27日の取引終了後にクレジットカード大手マスターカードの調査部門会社が発表した

11月5日からクリスマス前日までの小売売上高は前年同期に比べ 5.5%増えた。

朝方発表の週間のチェーンストア売上高指数が3週連続で前週比で増加したこともあって、

年末商戦が好調だったとの見方が強まった。

 

外国為替市場でドルが主要通貨の一部に対して下落したことなどから、

商品市場で原油先物相場が上昇。エネルギー株に買いが優勢になったことも相場を押し上げた。

 

一方、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が発表した

10月の「S&Pケース・シラー住宅価格指数」は

前年同月比で9カ月ぶりにマイナ スに転じた。

コンファレンス・ボードが発表した12月の消費者信頼感指数が市場予想に反して悪化したことも重荷になった。


業種別 S&P500種株価指数では全10業種6業種が上昇。

「エネルギー」や「素材」、「公益」の上昇が目立った。

一方、「消費循環」、「通信サービス」は下げた。

売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約5億6000万株(速報値)、

ナスダック市場が約11億7000万株(同)だった。

 

「買い」の投資判断をアナリストが相次いで示した自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が上昇。

海外腐敗行為防止法違反の調査を巡る問題で、米証券取引委員会(SEC)や

米司法省と和解した通信機器大手アルカテル・ルーセントが上昇。

ダウ平均構成銘柄では石油大手シェブロンやパソコン大手ヒューレット・ パッカード(HP)が買われた。

 

ブルームバーグ通信が「米保険大手オールステートが住宅ローン担保証券の保証に絡み提訴した」

と報じた米銀大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)も上昇した。

 

一方、高級百貨店サックスが下げたほか、

百貨店のメーシーズや家電大手ベストバイなど小売株の一部が軟調。住宅価格指数の低下を背景に、

住宅大手トール・ ブラザーズやDRホートンが下落した。

ダウ構成銘柄ではクレジットカード大手アメリカン・エキスプレス(アメックス)が売られたほか、

ホームセンター大手 ホームデポが下げた。

 

(日経新聞マネー 12/29 7:28)